今さら…じゃなくて、はじめましてジロウ☆ 浅田次郎講演会顛末記

出版業界の片隅でエサをもらって細々と生きる、まるで
野良編集みたいなワタクシですが…実は!
東京国際ブックフェアに行ったことがありませんでした・・・
東京のちょっと海寄りにある(お台場も割と近い)ビッグサイトという
大きな展示場では、マンガ専門の大きなイベントが夏冬にあり、そちらには
仕事がら2年に1度くらいは顔出てたんですが、「ブックフェア」は初めて。
日本中の色々な出版社&海外の出版社が、こんな本出してますよ、とか
印刷所が、こんな技術ありますよ、とか、それぞれの商品を持ち込んで
各ブースで宣伝したり商談したり、というイベントです。

7月7日から10日までの4日間開催され、一般公開は後ろの土日、という
日程で今年は行われました。で、今年最大のイベントとして、人気作家の
浅田次郎氏の講演会が行われることになったのです。
浅田ファンの友達に教えてもらい、せっせと応募して…7月10日のその日を
「JI」「RO」とTシャツとうちわを友達と作りつつ(嘘)待つと、その2日ほど前に
メールが来たのです。

浅田氏講演会、大変人気で応募が多かったため、急きょ、
会場をふたつに分けることにしました。
第一会場は、浅田氏をお迎えした講堂で、
第二会場は、ライブカメラ経由でスクリーンで。
まあ、こんな内容でした。

つまり、ライブかパブリックビューイングか、みたいな差がつくらしい。
しかもどうやら早い者勝ちらしい…

で、私と友達は「こーなったら、意地でもライブで次郎さんに会うだ!」と
朝早くから会場入りすることにしたんであります。
12:30からの講演会に、8時半現地集合…こうして、
会いたかった!会いたかった!会いたかった!
AKBならぬASD氏に会うための長い1日は幕を
開けたのでした…

7月11日朝。
日本でドキドキしていたのは浅田氏ファンと、参議院選挙関係者皆さま
だったと思います。我々も、きちんと、投票を地元で済ませてから、
ビッグサイトで無事に朝落ち合うことができました。お天気も良くて
女子ふたりなんだから、このままお台場に行ってセール、なんてのも
楽しいはずですが、私たちってば、もう、頭の中は浅田次郎で一杯。
友だちが「この駅で電車を降りた人がみんな浅田さん狙いだと思うと
いてもたってもいられなかったよ!」と言えば、私は私で、「もしかして
業界関係者がコネチケットを抑えまくってて、一般枠は全部第2会場
だったらどうしよう!」と暗くなり、もう、「終わらざる夏」ならぬ、「止まらざる
妄想」です。

しかし、その、会場らしき広間の前のベンチふうソファに座っているのは
私たちだけ。まるで開店前のお店みたいにどこもかしこもしずかです。
「意外と、ぎりぎりで来て勝負って人が多いのかしらん」なんて話し合いつつ
割と大人しく待ってる私たち。待ってる場所も屋内なので涼しいし、
建物は清潔できれいだし、まったりお茶したり、私は持参したおにぎりを
かじって朝食までとってみたり(笑)。

で、30分経過。
もうひとり、遠方からほぼ始発でいらしたらしき男性登場。「あなたたちも浅田さん
目当てですか?」と話しかけられました。キャ。お目当てなんて恥ずかしい(笑)。
ていうか、普段は知らない人に話しかけられるとご機嫌が破壊される私ですが
今日は実は、この友人とも久しぶりで(互いに理由は違えど多忙の身で
なかなか会えなかったの)、すでに「会いたかった!会いたかった!会いたかった!
YEAH!」なテンションだったし、浅田ファンには悪い人はいない(ちなみに
府知事も好きらしいし!)と思ったし(笑)、「ええ、第一会場で聴きたいので
頑張ってきました」なんて愛想よく答えました。
彼にとって、比較的若めの女性が浅田次郎のファンというのは不思議なこと
みたいで、矢継ぎ早にどの作品が好きかだとか、ギャンブルとかやくざが
沢山出てくる話も多いけどそういうのは読むのか(「プリズンホテル」とか
エッセイも大好きです、と答えたら結構驚かれた)、などと色々聞かれました。

とかやってるうちに10時。
ブックフェア自体はスタートの時刻を迎えました。誰もいなかったロビーでも
30~40人の人たちが「次郎待ち」を始めています。どうやらスタッフらしき
ブレザーを着た男女が出いりしはじめ、マイクだのカメラらしきものなどが
次々と運び込まれてきます。もうすぐここに浅田氏も…と興奮する私たち。

しかし、そこから30分くらい経ったときに、会場係りっぽい人が友人に
近づいてきて「あのう…もしかして、浅田次郎さんの講演会の…」と
なぜか言いにくそうに話しかけてきたのです。

友人「はい、そうですけど」
係りの人「それなら、1Fでもう並んでます」
その場の人たち「ええっ!」
慌ててエスカレーターやエレベーターで、その「正式な待つ場所」に移動する
一同。

はたしてそこには、ずらりと並んだ大勢の人たち。すでに200人以上整列してる
ではありませんか。

「朝早く出てきてこれって、どーゆーこと?」とか、もう、あまりにも想像の斜め上を
いく悲劇っぷりに、笑いながらも250人目くらいのところに並ぶ友人と私。
ここで「あーあ、もうやだやだ」とかグチグチした雰囲気にならないのが
この友達の良いところ。内心は相当ショックだったんですが、彼女も私も。
今思えば、あの「会場ふたつにするねメール」に、待機場所の変更なんかも
書いてあったにちがいありません。なのに、「ライブ会場に入れなかったら
どうしよう」と気がせいてしまったのね。きっと。(でも、もっと早く会場の人も
気付いて聞いてくれてもよかったのに・・・ちょっと切ない)
そして受付開始。

整理券が配られます。どうやらライブ会場には入れるみたい。
で、中に入ると、体育館ふたつみっつくらいの広い部屋に椅子がずらり、と
並んでました。コンサート会場みたいに段差は、なし。
友人も私も、身長は高くないほうなので、あんまり後ろだと…と思いつつ。
で、私より30秒ほど早く中に入れた友人(隣同士で受け付けしたら、彼女の
受付のほうがスムーズだったため)が、「取れたよ!」と手をふっているでは
ありませんか。それは、かなり前のほうの席でした。ジャニーズの公演だったら
ダフ屋さんが10万円台で売りたくなるような良席(笑)。で、友人にとってもらった
席に荷物を置き、公演開始までの時間、昼食と軽く会場めぐりをすることにしました。

というわけで、ビッグサイトで食べたランチ。意外と美味しかったエビカレー。
クリーミーで家庭的な味でした。
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その後、大手出版社の出展ブースを中心に軽く流してたら、もう講演開始の時間。

ついに、初・生浅田氏とのご対面&お話ご拝聴の時間がやってきました。

(つづく)
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by tohko_h | 2010-07-20 07:56 | drops of my days