坂の上の雲

いつものバス停に、いつものバスが来た。前のドアが開いて(都内のバスは
前扉から乗り、後扉から降りるのが一般的)乗り込もうとすると、びっくり!

小学校3、4年の元気いっぱいの子供たちが30人ほど乗っていて、そのスキ間に
割といつも一緒になるお年寄りとか、普通の大人たちがちらほら居心地悪そうに
乗っている「貸切じゃないけど限りなくそれっぽい状態」になっているでは
ありませんか。子供たちを引率している中年女性も数人乗っていますが、
ウルサイとかたしなめることもなく、ワイワイうるさいったらありゃしません。

しかも・・・
単純に、たくさん乗っているので、スペースがほとんどない。
あいていたのは、運転席の隣(観光バスで言うとバスガイドさんの立ち位置)
のみ。しょうがないので、そこに立たせてもらうことにしました・・・

そうすると、バスの正面の窓からの景色が見えるわけです。
新鮮!
大きくくりぬかれた(運転手さんの見通しのため)バスの窓からは
いつもの通勤ルートも違った風景に見えて、なんか新鮮。

陸橋をバスが上っていくと、目の前に青空と入道雲。
夏の朝!って感じがなかなかよい眺め。

というわけで、いつもと違う立ち位置で乗る通勤バスは新鮮でした。

が、この子供たちの団体(大声で会話してるので、これからどこかの川まで
遊びに行って泳いだりザリガニ捕りをすることまでわかってしまった…)の
指導員の女性たちはかなり問題アリと見ました。
ひとり賢そうな男の子たちが「僕たち邪魔だし、うるさいよね?」と、
申し訳なさそうに、悪いことをしてるんじゃないかと不安そうにたずねたのに
対して、

「こういうのはお互い様だからいいのよー」と笑って返して、おしまい。

いや、たしかに公共の乗り物、誰がどう乗ろうと誰にも文句は言えることじゃ
ないんだけど、お互い様は違うでしょ。
団体で乗り込んできて、しかも、騒いでる・・・どう考えても迷惑かけてる側と
かけられてる側、どっちがどっちか明らかなわけで。
それに気づいた少年に対して「お互い様だから」って、かなりひどい指導者だな、
と、せっかく彼に芽生えた公共のことを考える意識をひとことでつぶした
「お互い様だから」にむかっとしたのでした。

そのダメ指導者はさておき、バスガイドさんや運転手さん視点で乗るバスは
とても楽しかったです。実はうちの母は昔バスガイドだったんですが、
いつもこれを見ていたのかー、とも思いました(ちなみに立ち仕事なので
胃下垂になる人が多いそうです。母もいまだにそうで、太れない体質…
ダメだな、私思いきり座り仕事じゃん(苦笑))
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by tohko_h | 2010-08-04 12:37 | drops of my days