仕事的にショック。

先日、近所のコンビニで支払いをするついでに、ファッション雑誌を3~4冊まとめ買いした。

ちなみに私がファッション雑誌を買いたくなる記事といえば
1)ヘアスタイル特集→自分のスタイルに近いボブで可愛いアレンジとかあると特に

2)グルメ特集→鍋もの、肉料理、ワインのお店特集あたりにぐっときます

3)ダイエット特集→読むだけで痩せる記事があればいいのに…

4)ワンピース特集→海賊王のほうじゃなくて服の方ですが(笑)

このへんですね。で、年末年始にだらだらするように一気に買ってみたんです。

そしたら、レジうちをしていた店長さんらしき熟年男性に「いっぱい買うねー」と
言われたので

「はい、年末ですし、お正月のお楽しみに♪」とはきはき答えた私。
(知らない人にバス停で話しかけられたり道を聞かれるのは大のニガテというか
嫌いなんだけど、店員さんという金銭を介した関係になると、気軽におしゃべりを
するほうかも。なんかわがまま?)

すると「付録が欲しいんじゃないの?」と、言われた。

「あ、いえ。ちがいます。読みたい内容のを選んでます」と答えた私。確かに買った
数誌のなかのうちふたつは、ふろくがついていた。が、それほど好きなブランドとか
欲しい欲しい、という感じではなかったし、私の場合、いくらふろくがよくても、
中の記事が読みたくなさそうだったらやめとくことのほうが多い。

目当てはふろくじゃない、という私に、レジ打ちしながら店長さんは

「あ、そうなんだー。最近、女の子だと、さいしょっから「私ふろくだけ欲しいので
雑誌はいりません。捨てておいてください」ってレジで言ってくる人もいるくらいだから
ふろくがメインで雑誌はついでに読むくらいの人が多くなっちゃったのかなって
思ってた」と、言った。

うーん・・・実は、最近、書籍系の仕事から雑誌編集者への移行期間な日々を過ごして
いる(おしゃれな付録が付くようなジャンルでは無いのだけど)私としては、なんか
軽くショックな情報でした。グリコのキャラメル的に、おまけがメインで、それが手に
はいれば本体(キャラメルや雑誌)は放置、みたいな人が実際にいるんですね。
「おまけ目当てで買ったけど、せっかく買ったので雑誌も読みます」って感じなんだと
思ってました。

思わずバカ正直に「私、雑誌の本体作る仕事してるので、ちょっとショックでした」と
言うと、店長さんは「まあ、本が売れないから工夫してふろくつけてるんだろうけど
読んでもらえないのは作る側からしたら、確かに辛いね」と言ってくれました。

基本的に出版社は経済活動の場だし、売れる本を作って稼いで従業員にお金を
支払ったり仕事を切り盛りすることが仕事ってことだと思うのですが、最近、
美顔ローラーやお菓子の型WITH小さな本、みたいな形態の本が書店売り場の
雑誌コーナーのメインのところに平積みしてあったり、活字とはいえ、
水嶋ヒロの「まさかのマッカーサー」みたいな小説(?)が一番部数
出ちゃったり、主力の、普通の作家が普通に書いた本とか、普通のライターが普通に
取材して作る雑誌が、そういうものの勢いに押されているっていうのは、ある程度
事実なわけです。

…なんか、楽しくないな。いろんな本が売れてて活気がある状態の中だったら
そういう「変化球」とか「スマッシュヒット」もおもしろいんだろうけど、出版不況の中
力強く売れた本がそういうのばっかりっていうのは、いつまで続いちゃうのかな。
そんな中で、メディアミックスに対して気前のよい(よすぎる?)東野圭吾さんや
王道の「いいぞー」みたいな小説をよいペースで出している浅田次郎さん、そして
国民的愛され漫画を描き続ける尾田先生(ワンピース)、みたいな作家さんの
大活躍を思い出すと、ちょっと救われた気持ちになったりして。
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by tohko_h | 2010-12-27 16:49 | drops of my days