「処女同盟第三号」 吉川トリコ

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「処女同盟第三号」
吉川トリコ
こちらも、下の記事で取り上げた本と
一緒で、R-18文学賞出身の作者。
タイトルの意味は「処女同盟」という
やおい同人誌の3号目、という意味。
その同人誌を書いた女の子4人組が主人公の
表題作をはじめ、普通の女の子の友達づきあい、
という普遍的なテーマで書かれた小説集。
文化祭や卒業旅行など、学生もの大好きなので
期待してたんですが、うーん、微妙。

つまり、冴えない女の子たちの地味な青春の話なんだけど、
その地味なガールズライフの中の一瞬のきらめき、とか
破壊力さえありそうな魅力、みたいな奇跡を掬い取ってないので
ほんとに地味なだけなんですよね。地味っぽい青春を生き生きと
描く、というのは青春小説の手法のひとつですが、地味っぽい青春を
地味に描いただけでは、1冊読むにはしんどいのだった。
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by tohko_h | 2007-03-01 03:03 | reading