「秘密の花園」 三浦しをん

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「秘密の花園」
三浦しをん(新潮文庫版)
幼い頃に受けた性的いたずらによる
トラウマを抱える那由多(なゆた)、
教師との秘めた恋に悩む淑子、
周囲には無関心で冷静なのに、なぜか
那由多にはこだわり続けてしまう翠。
カトリック系女子高に通う17歳の
少女たちが織りなす心理&青春小説。
(アマゾンの紹介文より)



2002年にマガジンハウスからハードカバーで出た小説の文庫版。
5年前に出た小説、ということで、最近の三浦しをんの小説と比べると
うまいはうまいんだけど、まだ拙いところや、読みずらいところ、
ひとりよがりなところがちらほらあって「最初からすっごくうまかった
わけじゃないんだ」と、逆に感慨深かったりして(ファンなので!)。

女子校を舞台にしたお話というと、吉田秋生の「櫻の園」とか
魚喃 キリコの「Blue」、最近だと、ふたつの女子校間でクロスする
複雑な人間模様を描いた志村 貴子の「青い花」など、少女漫画の
名作をいくつかつらつらと思い出す。
たしかにこの小説も、叙情派少女漫画的ないいにおいがした。
最近の「まほろ駅前~」や「風がつよく~」などの三浦作品は
マンガに例えるとジャンプ風味だけど、少女漫画してる三浦作品も
淡い水彩画のようで読ませます。
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by tohko_h | 2007-03-03 22:04 | reading