幸福な崩壊。

昨年の夏の予選から負け知らずだった斎藤くんが約1年ぶりに
負けて「不敗神話が29勝でストップした」と昨日あたりは
メディアで騒がれていた模様。負けても騒がれるなんて
スターって大変だな、と改めて思いつつ、逆に「このまんま
“負けないこと”が売り、みたいにいかなくてよかった」というのも
斎藤くんのファンとしては正直なところ。

投手の魅力って、いい球を投げる事とか、その人がマウンドに
立つとわくわくするとか(口うるさいコメンテーター漫画家の
やくみつるが「プロで一番マウンド姿を見てて楽しいのは
横浜ファンの俺でも今は田中だ」と言ってたのは嬉しかった(笑))、
危ない場面もあるけど試合そのものが面白くて、なぜか
普段は打てない打線がつながってるよ、みたいな人知を超えた
何かが起こる確率が高い、とか、そのへんだと思う。

もちろん、斎藤くんはそういう意味でも魅力的。
丁寧に組み立てた投球、顔色一つ変えないけど実はかなり
熱くなるところもある熱っぽいマウンドへの思いとか、
カリスマ性があるし、熱狂を生むのも納得の存在感。だけど、
「今日も負けなかった」というのは、投手としてのウリでも魅力でも
無いと思うんだよねー。勝負そのものの内容じゃなくて、
連勝が続くことにより注目が集まってるのは何か違うよって。
そういう意味で、今後は「次は勝てるか」じゃなくて「次は
どんな風に投げるか」に注目が集まればいいね、斎藤くん。
その結果としてもちろん勝って欲しいけど。

その「何か違う」…もうすぐ10周年を迎えるKinKiKidsの
最近のシングルCDについても、感じてたりする。

CDが欲しい、歌が聞きたいっていうのは、その曲や歌声が
カッコいい、ジャニーズだったら(TOKIOは楽器があるから別だけど)
パフォーマンス(主にダンス)とか衣装が見たい、みたいな
…ひとことでいって、楽しみたいかどうか次第だと思うんです。
現在、出すシングルはすべて初登場1位、という不敗神話を
リアルに生きているKinKiKidsだけど、ファンの人以外が聞いて
ここ最近出したまったりバラード棒立ち系の曲って、聞き分けたり
好き嫌い考えるところまでもいかないくらい似たりよったりだと思うし
ファン間でも話題になるのはカップリング曲のほうが多かったり、と、
「初登場1位は逃してないけど、「ココ最近でいちばんいい!」って
思える曲、出てないなぁ」というのが現状なんじゃないかな・・・・
(十六茶のCMソングはまあまあだとは思うけど)。
夫に聞いたら、カラオケで「硝子の少年」以外…最近のシングルを
カラオケで歌っても、お店の女の子に「知らないー!」と
言われることが多いらしいし(笑)。←そんなヤツは、今、もてたくて
スガシカオを特訓中らしい!!

つまり、記録は伸びてるけどその内容が、面白かったりカッコよかったり
楽しみだったりファンが喜んでたりするのかな、と考えると、
なんかギネスとか数字とかがすごくわざとらしく、っていうか
売れる売れない以前に「聞いてもらえるかどうか」っていう点で
昔の曲と比べてどうなのかしら、と思うのです。
なので、斎藤くんみたいにいちどここで負けて「どこが力不足なのか、
魅力が出せてないのか」いったんリセットしてみるのもいいんじゃ
ないでしょうか(「スシ王子」の主題歌がすごく名曲だったりして
だてに10年やってないぜ!みたいな感じだったら嬉しいけど…)。

負けを知った人は、そこでむくれたりすねたりしなければ、強い。
ばねがあれば、その前の勝ち続けてたときより強くなるチャンスかも
しれない。たぶん、秋には斎藤くんはもっと強くなってると思うし
去年の夏に悔しい負け、を味わった田中くんの今の活躍を見ても
「いい負け方」っていうのはあると思う。
内容の無い負け知らずよりずっといい。

アイドルとか芸能についてあんまり評論ぽく真面目に書くのは
なんかこのブログには合わないし、と思いつつ書いちゃった・・・
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by tohko_h | 2007-07-11 15:44 | drops of my days