巧言へいらっしゃい。

「巧言令色、鮮(=少)矣仁」(こうげんれいしょく、すくなしじん)」 論語
(言葉巧みで愛想がいい人っていうのは人当たりはいいけど
真心はさほどでもないんだよね、みたいな意味)

漢文が苦手で授業はいつも苦行のようだった女子高生だった
大昔の私ですが、授業でこのフレーズを聞いたときに心に
決めました。

言葉少なで無愛想でも、真心たっぷりの友人や恋人をつくって
私自身も誠実に暮らすのだ、と・・・

しかし、実際は、「巧言」っていうのは漢文の世界だと心のこもって
いないおべっか、みたいな意味なんだろうけど、良い意味で、
ボキャブラリーが豊かで自分のことや人のことを表現できる人は
たくさんいて、そういう人たちの「仁」に打たれるシーンっていうのは
いくらでもあるわけです。
なので、言葉のスキルの高さと人間としての誠実度は反比例する
とは限らないのですよね。口がうまくて心優しい人なんて最高じゃん!
と大人になってから私は思うようになりました。

実際に、今、ブログのタイトルを読んでくださる方に一緒に決めて
いただこう!なんていう図々しい企画を立ち上げたところ、
たくさんのコメントをいただいて、自分だったら思いつかなかった
単語をたくさん書いていただいているのを見ると、豊かな言葉と
そこにこめられた優しいお気持ちに感謝しております。

って、いろいろ引きあいにしつつ、ここまではお話のマクラ。

何がいいたいかというと、口のうまい男じゃなくてもいいわ、と
漢文の授業で論語を習ったときはほんとうに思ったんだけど、
実際に無口でぶっきらぼうな男の人と私はあんまり相性がよくない。
ていうかそういう硬派な男性は私みたいに
「オレの10倍しゃべりそうだこの女」みたいなのは
まず好きにならないしね(笑)。というわけで、結局気づくと、
おしゃべり系で言葉が面白い人とのご縁のほうがあるみたい。

まあ、昔付き合ってた人は、尾崎のパ〇リみたいなポエムを
書中見舞いのハガキに書いてきて、ハガキなので家族にも
見られてしまい、言葉について自由自在すぎる人も困るわ、とも
思ったのですが…

結局、縁があったのは、ボキャブラリーがあふれんばかりで
話の面白い今の家人。漫画の編集者という仕事のせいか、
日常生活でそういういい方はしないだろう、みたいなキメ台詞
みたいなことを言って、たまに私を面食らわせます。
別に恋愛少女漫画的な台詞ってのはそんなに言われちゃ
いなかったけどね。

そんな彼と久々に外食をして、帰りの車にて(なので
美味しい中華を食べたけどウーロン茶ひとすじ!
私も風邪気味で薬を飲んでたしね。明日も酒抜きます。
あさっての仕事納めの日に美味しいお酒を飲むために)。
久々に乗る夫の車だったので、ついつい、助手席の下で
他の女のイヤリングを拾った、という芝居をして遊びました(笑)。

私「ひ、ひどい・・・(とイヤリングじゃなくてエアリング(笑)を
拾い上げるまねをして)。助手席に誰を乗せたの???」
芝居好きな彼も乗ってくれました。
彼「結婚で俺を縛るなよ。うるせーんだよ!」←本音か(笑)???
私「…縛るって、だって結婚ってそういうものでしょ?」←どういうものか
よくわかってないけど(笑)。
彼「バカじゃないの? オレの心をしばるロープなんて
この世界中どこを探したって無いのさ」


いや、かまってもらおうと思ったけど、そこまで漫画チックな
セリフが飛び出してくるとは思いませんでした。ベタすぎる。
さすが「大映ドラマを尊敬している」と言い切るだけある彼…
しかし、キメセリフ過ぎないか? 日常生活で
「お前はもう死んでいる」とか「マヤ…怖い子」とか言ってるみたいで
あやしすぎやしないか?

来年はひそかにはやらせてみようかな、心のロープ(笑)。

そういえば昔あったよね、「恋のロープをほどいちゃダメダメ」って歌。
おニャン子クラブの誰かが歌ってたっけ。

秋元康先生、ひとり、弟子とってみませんか(笑)??
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by tohko_h | 2007-12-26 22:49 | drops of my days