モテない理由がひとつわかった気がする。

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「なにもかも二倍」
よしもとばなな
作家・よしもとばななさんの
2007年の日記(普段は
サイトで読めるらしい)。
正直、出産後のよしもとさんの
ものの見方の偏りなど
あまり好きじゃないところも
あるんだけど、文章が上手で
下品なところが少ないので
毎年、文庫で出ると
なんとなーく読んでいる。


その中で、よしもとさんが、知り合いのモテる女性たちの共通項に
ついて書いているところがあって、それにすごく説得力があった。

彼女(※注=ある美人作家さん)のいちばんの凄みは
「もしかして急に冷たくなるかもしれない、次回会ったら
もう笑顔ではないかもしれない、残酷に切り捨てられるかも
しれない」と男の人に思わせるなにかを持っていることであろう。
実際にそういう人かというと実はそうではない。でも、そう
思わずにはいられないなにかがあるのだ。私が知っている
「ストーカーがつくほどモテる女」の全員がこの要素を持っている。
その全員が抜群な美女というわけではないが、目の中に
小さな残酷さの光がある。男の本能がかきたてられるなにかが。

(以上「なにもかも二倍」6月27日の日記より引用)

この文章を読みながら、私は、自分の今まで出会ったことのある
「モテキャラの女性」を思い浮かべていた。
私から見ても好感が持てて「私が男でも好きになっちゃう!」と
納得のあの子も、正直、性格でも容姿でも「モテどころが
よくわからないなー」と自分としては不思議なんだがとても
モテていたあの子も、そういう「あっさり手を離しそうな残酷な光」
みたいな気配がどこかにあった。実際は、凄く気さくで、むしろ
情にあついタイプもいたりしたんだけど。なんていうんだろう、
目の前にいるときは笑顔だし楽しそうだし元気よくお話してるけど
なんとなく、帰りの電車ではもう自分のことなんて好きじゃないかも、
と、その先のことを思うとさびしくなるような、そんなオーラ。
だからこそ「見捨てられたくない」と、男性の執着心がかきたてられる感じ、
なんかわかる。

というか、私が、ばななさん書くところの、そういうモテる女性の真逆、の
タイプなんですよねー悲しいことに(笑)。
すぐに「ああ、この人(=私)は、もう俺のこと好きなんだな。これで
決まりさ(ハイティーン・ブギBYマッチ)」と、異性から見て、好意を
確信される、よく言えば安定感のある感じ、悪く言えば、一本調子で
好きなんだ、ありがとね、でスルーされてしまうようなつまらない愛情表現
しかできない、なんだか生ぬるい部分。今から反省しても生かせる機会は
無いと思うけど…(苦笑)。
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by tohko_h | 2008-04-30 23:57 | reading