我もまた1本の木

a0079948_2552072.jpg


数日前に九州物産展で食べた博多の華味鳥のチキンカレー。
見た目どおり家庭的な味で、ぺろり(650円、鶏スープつき)。
他にも名物のお菓子とか買ってたら、博多産のカルメンことよっしぃ嬢
最近会ってないなー元気かな、と突然思い出した。
仕事関係以外で九州出身の人って、あんまり知り合いにいないので
ニュース見てても、博多関連のことだと彼女を思い出す。

実は、よっしぃさんと知り合うまで、というか、彼女のブログを読んで
その人柄にほれ込むまでは、福岡に多少苦手意識があったのね、正直。
なぜかというと、7年ほど前の出張で福岡に行ったとき、
打ち合わせした相手方の皆様から「貴方はどこの出身?」と聞かれ
「札幌です」と言ったら「札幌って、ラーメン高いし、すすきの(札幌の歓楽街)って
中州(博多の歓楽街)と違ってぼったくるんでしょ? 値段の割りに寿司も
おいしく無いらしいし」と、よってたかって、初対面の人たちに札幌の悪口を
まくし立てられたのです。で、そのあとに「それにくらべて福岡はこんなに
素晴らしい!」と続けられてしまい・・・札幌に敵意を燃やす謎の人たち≒
博多の人?というヘンなイメージがどこかくっついちゃって、私の脳内に。
で、理性では「おかしいのは、この人たちで、福岡の人がおかしいわけじゃない」
と判ってても、愉快じゃなかった感情をどこかで引きずっていたと思う。でも
今は、逆に、今後、感じの悪い福岡の人に100人くらい運悪く出会っても、
よっしぃさんの地元ってことで、私は、福岡が好きだし、その気持ちは絶対
変わらないと思う(その後、福岡の方と仕事をする機会に恵まれ、また
その方たちがいい人で、ますます私の博多株は勝手に上昇中である)。

そう、有名なことわざに「木を見て森を見ず」というのがあるけれど、
私のその時の感情的つまづきは、まさにそれ。
大きな森の中のたまたま根腐れしてたような悪い木を最初に
見ちゃって「ちょっと苦手かも、ここ」と思ってしまいつつあったけど、
ちょっとウロウロしてたら、すくすくと真っ直ぐないい枝ぶりの美しい木の前に
立っていて「ああ、ここはいいなあ」と深呼吸しちゃった、みたいな。
(最近私のブログにたとえ話が多いのは気のせいだろうか…木村さーん!)

てことは・・・

逆に・・・

北海道出身の知り合いのいない人が、生まれて初めて出会った
北海道人が私だったせいで「北海道の女の子ってガサツだな」と思っちゃったり。

あるいは、出身地に限らず、その人にとって、私が初めて知り合った編集者で
何か悪い印象を残してしまったら「編集者ってイヤな人種だな」と、
編集全体のイメージをさげちゃったり。

私の年齢の人が他に廻りにいなくて、私がドヨーンとしてたら「活気の無い
世代だなーこいつら(ってひとまとめにされて)」って感じる人もいるかもしれないし。

誰かにとって、自分が、森全体を見渡す「木」みたいな基準になってる瞬間も
あるのだろう。

だったら、少しでも、私の好きな土地とか、仕事(好きなのかわかんないけど)が
誰かにとって美しかったり魅力的なものに見えるような・・・そういう説得力や
表現力がちょっとでも備わるといいな、とか、ふと考えちゃった。
[PR]
by tohko_h | 2008-05-22 22:02 | drops of my days