形状記憶皮膚

形状記憶シャツっていうのがある。

洗濯してもしわになりにくく、もとのぴんとした「形状」を記憶していて
勝手に戻ってくれる、という優れものだとか。どの程度「記憶」しているのか
分からないのですが…

最近、気のせいかもしれないけど、人間の顔にもそういう「形状記憶」能力、
あるような気がする。

というのは、ヘンな話、自分の目鼻立ちって、元々、薄い。
しかも、起き抜けの顔は、前の日に飲んでなくてもむくんでいる。で、
寝起きのときのぼんやり顔なんて、もう、鏡見た瞬間に割りたくなる(笑)。

その「ぼんやり顔」に、しょうがないので必死にメイクらしきものをする。
なんとか「これくらいなら…」と手を打てるところで、出かける。
といっても、腕前とか道具の問題もあるので、たいしたことはしてないけど。

で、1日すごす(化粧直しはあまりしない。汗かく真夏はともかく←しろよ自分!)。

帰宅して、即刻クレンジングで全部化粧品を落す。ファンデもマスカラも
まゆげもチークも何もかも。

すると、何もつけていない朝の「ぼんやり顔」という振り出しに戻るはず、
なのだが・・・明らかに、違う。ちょっと、マシなのだ。校正だなんだで
目を使ってしょぼしょぼしてるはずなのに、朝よりはぱっちりしてるし
輪郭も、むくんだ感じがなくて、顔が少しだけ小さくなった気がする。
朝見て「最悪!」だったすっぴんが「最悪ってこともないか」と
いうくらいに立ち直っているのだ。

化粧をしていたときの「ちょっとすっぴんよりはパッキリさせてます、
一応」という雰囲気が、少し残ってる感じ。

つまり、

素顔+メイク(朝)-メイク(クレンジング)=素顔+悪くないかも?な雰囲気、
と、なぜかお釣りがもらえるみたいなんですよね。

この「化粧そのものを取ったのに化粧してた時の雰囲気が
残ってる」ってのは、なんでなんだろう。

というわけで、自分の顔面の形状記憶力に期待したいところ。
なるべく、億劫な朝も、ちゃんとパーツごとのメイクとかもして
いるうちに、すっぴんの底上げがはかれるのではないか、と(笑)。

もちょっとまじめに考えると、朝、メイクをするときって、例えば
マスカラ塗るときは目を見開くし、チーク施す時は、頬骨の高い位置を
意識して入れたいので、口角をいっぱいいっぱいあげて「にやり」と
笑ってから入れる(人に見られたくないメイク風景NO1)。
その一連の動きによって、表情筋が鍛えられて、顔が多少は
引き締まって、ぼんやり感が緩和されてるのかな、もしかして。

作家の林真理子さんが、エッセイで何度も何度も「私は東京に
いるときはそこそこ見られる感じを保てるけど、実家に帰ると
顔も身体も緩む。顔はむくんで別人みたいな輪郭になる」と
(大体、毎年帰省すると書いていらっしゃいます)みたいに書かれて
いるのを読んで、ええーっ、それって、東京にいるときの自分の
ほうが好きだからじゃないの?と、気の持ちよう問題の話だと思ってたけど
もしかしたら、林さんも、東京での、編集者やお友達と会う機会が多い
生活ではキチンとメイクして気合が入るから、シャープな感じで
いるのかも、と思った。

そういえば、よく「芸能人になってから垢抜けてキレイになった」と
女性タレントなんかが、業界になれたころに言われるのもたまに
聞くけど(雑誌やテレビで)、あれも、毎日プロのメイクさんに
しっかりと顔を作ってもらってるうちに、その「魅力的に見えるように
メイクされた顔」に地顔が近づいていく(人に見られる緊張感も
手伝って)のかも、と思った。

というわけで、メイクは、塗ってる間だけじゃなくて、意外と、その後の
顔のためにもいいのかも(でも、クレンジングはしっかりやらないと
肌によくないので・・・それは徹底的に、ってことで)。

なんて考えると、今は、人に会わず、地元の商店街くらいしか行かない
地味な土日って、ずうっとすっぴんで過ごしてるけど、会うのが
旦那氏とスーパーの人だけってわかってる日でも、多少は化粧した
ほうがいいのかもしれない。めんどくさいけど。
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by tohko_h | 2008-06-04 15:08 | drops of my days