最近のごはんと最近の読書。
2008年 07月 06日という、まとまりの無い記事です。
ある日のディナーは、池袋西武百貨店の地下2Fの鮮魚コーナーに
併設されている回転寿司店にて。店名はこちら↓
寿司のネタに関しては保守的なのですが、この日はなんか朝から
アボカドが食べたくて飛びついたひとさら。
こちら、副都心線の開通記念の盛り合わせ、という名前で売られてました。
そういえば、都営新宿線から副都心線に新宿3丁目駅に乗り換える通路、
最初は凄く遠くて「使えない?」と思ったけど既に慣れつつある・・・(笑)。
ちなみに先週、アニエスのセール(セールやるなんて意外だった)で
春先に買ったベージュのカットソーの色違いを買いました。
さて、そんな副都心線も通勤ルートとして試しつつ、地下鉄の中や
お風呂でここ数日読んでいた2冊。どちらも、もうすぐドラマ化、と
いうことで、別に読まなくても、と思ったんだけど、女性が主役の
ミステリー風味のお話っていうジャンル的に興味があったし文庫だったし、
ということで読んでみました。
「氷の華」 天野節子
著者60歳のデビュー作。
裕福で幸せなはずの人妻が
夫に愛人がいることを知り、
その殺害を決意した理由は…?
倒叙物のスタイルを用いて、
最初に犯人をハッキリさせて
おいて、刑事や周囲との
丁々発止のやりとりを
描いていくという展開。
米倉涼子主演でテレビ朝日で今年のうちにオンエア予定だとか。
華やかな美貌を持つ人妻の心の闇、ってことで、ドレスとか
豪邸みたいな映像的なお楽しみと、ひらきなおってからの
ドスの効いた米倉さんに期待。しかし、このごろの米倉さんの
美しさの加速のかかりっぷりってすごい。世の30代女性の
希望の光、なんて言ったら笑い飛ばされそうだけど、女性は
30代からが本番、を地で行く活躍は好き嫌いを超越して
応援したくなっちゃいます(て、私割と好きなんだけど)。
「四つの嘘」 大石静
シナリオライターとしても
活躍中の大石さんの小説。
中高一貫の女子校でともに
過ごした4人の少女たちが
40歳になり、それでもまだ
大人になりきれていなくて、
嘘を重ね、つまづきながら
生きていく・・・永作博美主演で
来週からドラマ化。
女子高の同窓生、女性同士のグループ、見栄の張り合い、
男の奪い合い…桐野夏生の「グロテスク」は、皆が途中から
狂気を生き始める女子校モノだけど、こちらは、正気なままで、
互いに嘘を重ね、ぶつかり合い、優劣を気にして…という意味では
リアルな感じ。最後は割とさっぱりしているのは大石さんの
持ち味かも(ふたりっことか書いてた人だものね)。
美人で目立っていたのに家業を継いで地味になってしまった女
(ドラマでは寺島しのぶ)
好きな男を奪われ、顔の似た男を捜して結婚した女(羽田美智子)。
友達から男を奪った瞬間から興味がなくなったけれど、意地で
子供まで作ってしまった女(もちろんこれが永作博美演じる主人公)
学業に邁進して手に職をつけつつひとりで生きている女(高島礼子)。
物語は、羽田美智子演じる女性が、永作に奪われた昔の恋人と
ニューヨークで密会しているシーンから始まるらしいです。
ドラマとしては、4人の衣装と、イヤミのいいあいが楽しみ(笑)。
ちなみに永作さんと羽田さんが奪い合いする男性は仲村トオル。