もやもや本屋さん

昨日、会社帰りにある書店に寄った。
きちんと忌野清志郎追悼コーナーがあって、仕事早い!とか思ったり
長澤まさみの写真集を見て、脚があまりにも綺麗でびっくりしたり(笑)、
うろうろしてたんだけど、小説本売り場に、大きな棚があって

「今売れている作家! 今読むべき本!」と、ずらっと、いわゆる人気作家の
代表作がきれいにディスプレイされていた。

その「今読むべき本!」というキャッチが、なんだかひっかかった。

私自身、仕事で本の宣伝みたいな文章を書いたり(広告作ったりもするから)、
ブログでも「この本はおもしろかったのでぜひ」みたいなことで、おそらく
「読むべき」という言い方を何度もしたことがあると思うんだけど、実際に
書店で大きく展示されてると、

「読むべき」って、あんまりいい言葉じゃないな、と思った。

言われたくないな、呼びかけられたくないな、というか、なんだか書店や
編集者が言うことじゃないだろうなーと思った。

いい本だから読んで欲しいというのは、ともかく・・・

ビジネス書とか参考書の類ならわかるんですよ。
大学入試に取り組むなら、赤本は「読むべき」だし、仕事などで
資料を「読むべき」な場面もあるだろう。

だからこそ、小説(あとマンガも)は、選ぶ楽しみもこみで趣味で
ガンガン選んで読む(ハズレも自己責任)、というのがいいじゃないですか。
友達などに「読んで欲しい」と思うときって、そのあと一緒に話をしたい、
みたいなのがあるから、読むべき、ではなくて「YOUも読んじゃいなよ」という
勧誘あるいはお願いだし・・・

売るがわ(出版関係社、書店)からの「読むべき」てのは、ちょっとなーと
その売り場を通り過ぎつつ思ったのでした。

というわけで、今後なるべく私も公私ともに使わないようにしようと
思いました(でも広告とか宣伝のときって「べき」ってちょうどいいんだよねー
強さとして無難というか。「読むがよい」ってのはどうだろう、いっそ(笑))。
[PR]
by tohko_h | 2009-05-15 12:01 | drops of my days