エヴァンゲリヲン~破~
2009年 07月 24日エヴァは、見ていた時期が(テレビアニメ版)
就職活動で内定がどこからも貰えず、このまま世界に自分の居場所がなくなるかも、
という恐怖の日々、
だったこともあって、結構あの暗さに惹かれるように見ていました。
それから、深夜の再放送でマニア人気がすごいことになり、映画もたくさん
作られ、更にパチンコ(スロット?)でも新たなファンを獲得して、もう
「エヴァ」という一つのジャンルに成長しちゃった感もあるエヴァンゲリオン。
2年ぶりの新作は、「あんたバカァ!」で有名なアスカ、
なんか微妙な新しいキャラ・マリ、ミサトの元恋人の加持が登場して、
ますます人間ドラマ的にも面白くなってました。
次(新劇場版は、映画4本で完結、と言われている。で、これ2本目)は
どうなっちゃうんだろう。なんか全員不幸で終わりそうな雰囲気だったり。
そして、BGMの遣い方がすごかったりして…実はエヴァで泣いたのは
初めてでした、36歳にして。
意外と映画を見た人たちには受け入れられているらしい新キャラさんですが
私はやっぱり・・・うーん、外見だけじゃなくて性格上の設定もなんかまだ
受け入れ難い。普通の世間においては前向きに戦闘に取り組む彼女みたいな
キャラクターが話を引っ張る大切なエンジンだと思うんだけど、痛々しさと
後ろ向きと虚勢が入り混じった人たちがもがいているエヴァの世界の中だと
可愛げがないように見えて。よくも悪くも個性が強くて印象が強いキャラなので
これは賛否両論だと思われます。
戦闘シーンとか、使従(突然現れる敵キャラ)のデザイン性は相変わらず
すごいクオリティでびっくり。
「官僚たちの夏」で、高度経済成長の時代に日本がテレビや車や繊維を
生産してがんばってたころを描いてますが、アニメも十分、日本の産業として
改めてどこに出してもいい、すばらしいものだな、と思いました。でもあくまでも
表現ありきなので、国が保護とか助成とかするのはなんか違うんだよねーたぶん。
映画の中でキャラが飲むビールがヱビスだったり、使ってるパソコンが
レッツノートだったり、出かけるコンビニがローソンだったり、実際に
身近にあるものが作品中にちらちら登場するのも面白かった。これは
新しい広告の形だったりするのかしら。