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シャンパンを前に芽生えた野心の行方は…??

ずっと前から楽しみにしていたあのイベントがついに、開幕しましたー!

ノエル・ア・ラ・モード@新宿伊勢丹!!
簡単に言うと「伊勢丹シャンパン祭り」です。
6Fの催事場に、急ごしらえのシャンパンバーをこしらえて、さらに
小さなシャトーで少しだけ作られてるレアなものから、
ドンペリ、モエ、クリコなどの有名どころのおなじみ系まで、
ヴィンテージなすごいお値段のものや豪華ケース入りも売られている。
そんな、泡好きな紳士淑女には、たまらないイベントです。

11月25日、ついに初日がやってきました。有給とかいろいろやりくりして
気合を入れて臨むことにいたしました。
開店15分前に妹と伊勢丹前で待ち合わせたけど、寝不足気味の妹が山手線を
逆周りで乗るというマンガのようなミステイクを犯し、会えたのは開店3分前。
すでに、正面入り口前には、人・人・人!
開店前から伊勢丹に並ぶなんて、たぶん昨年にローラメルシエの限定コスメを
仕入れに行ったとき以来じゃないかしら。
「香里奈いるかなー」
「加藤夏希もねー」とか、リアル・クローズと現実を混同しきったあほ会話を
交わしてるうちに、あっという間に開店時間の10:00AM!OPEN!

エレベーターを探す目つきはもう、野生の獣!
しかし、エレベーターの配置を暗記してないところがまだまだ私も
伊勢丹ビギナーですな。とか思いつつ、なんとか会場の6Fへ。

初日のスタート直後ということで、会場は静かめかなーと思ったけど
いきなり熱い! とりいそぎ、行列してる場所を見つけて、ああ、ここね。
と思って並びました。

今回の会期限定イートイン「シャンパーニュラウンジ」です。

例年、吉兆のお料理とグラスシャンパンを組み合わせて…というパターン
だったんだけど、「吉兆→ささやきおかみ」のイメージのせいか(たぶん違う(笑))
イメージチェンジのためか、今年は、すごかった!

ドーツ(1838年創業、トップ・グランド・メゾンとの高い評価を誇る
フランスのシャンパーニュの名門)+リッツ・カールトン東京の夢の、マリアージュ、
というコンセプトのなんとも贅沢なバーでした。

なんと、われわれ姉妹の前であっさり満席。
40分後くらいにきてください、と言われ、会場内をうろうろ・・・
正直「間が保つの?」と不安でした。
昨年行ったときの印象だと、高価な品が多い催事なだけあって、試飲などは
あまりなく、あっても、冷えていない、などの諸事情でなかなか
飲めず、あと、お金持ちそうな人たちやフランス語が堪能な人に
たいしては愛想いいけど貧しげなわれわれ姉妹(笑)には冷ややかな
雰囲気だったブースもあったりして、なかなか切なかったのです。

しかし、今回は違いました。
会場内に何度も聞こえるポン!というさわやかな音。
そう、ボトルを開けて、さっと薦めてくれるところがとても多かった。
なので、バーの席があくまでの小1時間の間、くらっとするくらい
あちこちでおいしいものをたくさん試飲できたのでした。

私が気に入ったのは、ニコラ・フィアットというところのと、
アンリ・ジローというところのかな。あと、おなじみモエの
これなんかもかなりほしかった(15分ケースを凍らせておくと
シャンパンを保冷できるそうです)
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試飲をしつつ、テンションがあがってきて
「樽の香りがちょっとして、のどにすっと落ちたあとで
最後に香りがもう1回、というだめ押しもありで、おいしいです」

堀くんさながらに長いコメントまでしてしまう私。でも、樽の香りがするなーと
思ったら、やはり樽で熟成してた期間があったらしいとか、なんか、テキトーに
飲ませていただいていたのに、なんか結構ポイントずれてないことが言えてた
模様。というわけで
「店員さんと目を合わせて試飲の展開に持ち込む」→妹
「飲み終えたあと、おいしさを堀くんのようにコメントで伝える」→私
と、役割分担して、売り場をアクティブにめぐりました。
ああ、ここにいま札束があったら! アイカードの残高さえあやうい私が言う
ことじゃないのに、つい叫びたくなるほど、どれもおいしい…

妹も私も昨年からそうだったんだけど、もちろん王道のブドウの香りに
さわやかしゅわしゅわ、のシャンパーニュもおいしいと思うんだけど
ちょっとブドウはブドウでも香りが干しブドウっぽいとか、なんかとろみが
あるとか、なんか面白い系により心惹かれる傾向あり。
今回も1本、泡がムースみたいにクリーミーというなぞの1本(小さな
メゾンで作ってるらしいです)を買いました。

それにしても、初日ってこともあり、シャンパーニュを実際に生産
されてる方がフランスから何人も来日されていて・・・フランス語を
話せるお客さんとは直接会話なさってました。いいなー・・・

来年はフランス語でもやるか!

と無理な野望を抱きそうになるわれわれ姉妹(お互い、フランス語は
メルシーとシルブプレしかしゃべれない)・・・

とりあえず来年までには「おいしいです」とフランス語で言えるように
なっておくことを誓い合う。

まあ、そんな大それた思いになったのもアルコールのせいかも、とか
言ってるうちに、バーの席が空いた模様。
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毎日飲める(感覚的には有料試飲?)シャンパーニュは24種類。
それに加えて、
各日、プレステージシャンパーニュ(グラスで1050円~2100円)が
限定で2種類ずつ供されてるのですが、初日だけは3種類。
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これはいくしかないね!と、気合をいれて3種類(先着20点とか60点とか
提供数が「限定」だったし・・・)オーダーしました。
グラス右から
サロン「ブラン ド ブラン’97」 限定20点
ドン ペリニヨン「ヴィンテージ2000」 限定60点
アンリ・ジロー「フュ・ド・シェーヌ アイ グランクリュ2000」限定60点
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実は、人生初のドンペリ! もちろん「夜王ごっこ」をしつついただき
ました。樽の香りというか、木!っていう香りがするのはヴィンテージ
だからかなー。どれもそれぞれ違う味わいでした。

さらに、お料理にもれなく「ドーツ ブリュットクラシック」が1杯ずつついてくるので
ここで私たち、ふたりで5杯飲んだことになります。

そして、リッツ・カールトンのお料理。

ドーツのシャンパーニュの香りをまとった「ルージエ」の鴨のフォアグラのコンフィ 
ザ・リッツ・カールトン東京 自家製かんきつ類のジャムとともに

フォアグラにジャム?? と最初はドッキリだったのですが、このジャムが
マーマレード系の苦味もいかしたタイプで、ものすごく合います。この
組み合わせ、いいなー。会場内で「ルージエ」のフォアグラは売られてるので
家で再現したい人はできる・・・のかも。
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ドーツのテイスティングで供される帆立貝と小海老の漁師風ポワレに
パルメザンチーズ キノコ風味のリゾットとルッコラを添えて

カリカリのパルメザンチーズせんべい(とはフランスでは呼ばないと思うけど)を
少しかじってリゾットを味わい、シャンパンでチーズのにおいを流すようにのどを
うるおして…の繰り返し。あきません。普段はシーフードより肉派ですが、
やはりシャンパンと魚介類ってしっくりするんですね。そしてリゾットって昔は
そんなに好きじゃなかったんだけど、最近ほんとに好き。
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ザ・リッツカールトン・東京特製チョコレートデザート
お花も飾ってあるおしゃれなムース(お花も思い切って食べてみた。
意外なことに、ほろにがくておいしかった)
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これ、見た目は、ひたすらチョコレート!な感じなんだけど、スプーンを入れて
食べていくとびっくり。中にはベリー系の仕掛けがあって、甘酸っぱいピンク色が
ちらっと見た目的にもアクセント的にもインパクトあり。
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昨年までの「バーはともかく、試飲とかって雰囲気じゃないなー」って感じとは
だいぶ違ってて、うれしい限り! 混んでいる時間帯だったらもっとざっくりと
打ち解けた感じで試飲とかの敷居もより低くなってたりしてー。

というわけで、しっかりシャンパンをたくさん味わうことができました。
だって、絶対ほろ酔いだったもの・・・

酔ってたもの・・・





いやー酔うと人間って、なんか、景気づけっていうか、変な
勢いついちゃいますよね、ね・・・

それゆえに。洋服売り場でしらふだったらありえない怒涛の展開が
姉妹に襲い掛かりました・・・

一緒に街を歩いてて、普段だったら「お姉ちゃん洋服もういっぱい持ってるじゃん」と
洋服フロアやショップの前を機敏に素通りさせるしっかり者の妹と一緒だったのに…
なぜか無言で当たり前のように2Fになだれこみ、
トゥモローランドで妹が、アバハウスで私がワンピースを、ほんの15分くらいで
購入しちゃった(試着もしましたとも!)なんてこと、普段だったら、ありえないのに・・・

やっちゃった!

ほんとにあのフロアレイアウト(トゥモローランドとアバハウスが
通路はさんでお向かい同士)にリニューアルされてから、伊勢丹2Fの
危険度、いきなり加速しました。

しかも、私なんて、「ワン」ピースなのに、2着買っちゃったのよ。
いろち買いってやつよ・・・いっぽんでもニンジン現象っていえばいいの、
2着買ってもワンピースって・・・ううう。

だってー!
最初に気に入ったのを試着したら、普段だったら、シルエットが合わないとか
体型の欠点が目立つとか短すぎるよとか傍観者として口うるさい妹が、
「すごいーぴったり!」と絶賛しつつ、さらに店員さんに「これ、他の色は
ないんですか?」と積極的に色違いを持ってきてもらうように指示までして・・・
そっちの色もまたよくて・・・迷いに迷って、私がためらいがちに「これ、
2着はナシだよね・・・」と言ったら「まあ、五分袖だしニットとかジャケット
着ればきちんとするし、忘年会とかもあるんだろうしいいんじゃない?」と
背中を押すじゃありませんか。

背中を押された先は、断崖絶壁、じゃなくて、アイカードカウンター、
だったりしたのですが(笑)。

というわけで、シャンパン祭り、昨年とは違い心ゆくまで飲めたのですが
飲めすぎたゆえに、大変なことをやっちゃったような気がいたします。

でも、ほんとに可愛いワンピースなの。後悔はしてません。
これでいいの。もう年内はもう1着も買わないから・・・

さてここでクイズです。
私の年内の買い物(今年もあと残すところ1ヶ月ちょいとなりました)は
どうなるのでしょう。
①「服は買わないけど」といいつつ靴とか買っちゃう
②「誓いは破るためのものさ!」とひらきなおって
まだ買う
③「年内に買わないもん」と夏のボーナス払いに手をつける
どれも人としてどうかと思う行為です。ほんとに、
買わないっていったら、買わないんだからっ!
少し早い自分へのボーナスってことで、い、いいよね・・・この2着だけは。


ちなみにいつぞやのブログで「ワインを飲むと次の日お通じがよくなり
おなかがすっきりする」と書いた記憶があるんですが、シャンパンでもこれ
有効でした。次の日、目が覚めたとたんにトイレに行きたくなり、自然に
呼ばれてすっきりさわやかーな朝を腸にも迎えさせてあげることが
できたのです。酒は百薬の長」と昔からいいますが「ワインは美味しい
コーラック」・・・伊勢丹ネタなのに最後はビロウになっちゃいました。すみません。

あ、あともうひとつフランス語知ってます。「ジュテーム」!!!(笑)

ついでに調べました。美味しい、は「セシボン」とか「セボン」で
いいみたいですねー。そういえばシャンパン祭りで言ってた人いたいた。

ちなみに、世志凡太さんは右の男性・・・浅香ミッチーのだんな様です。
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by tohko_h | 2009-11-27 00:29 | eating&drinking