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最近、公私ともにモヤモヤしていて、ただでさえ不快指数が高いシーズンなのに
周りの人にも色々不快感をばらまいてないか的なネガティブ真っ最中。
なんか、夏の自分って我ながら元気ないなーと思う。

こういうときは、思いきり、非現実に逃避するに限る。と書いてしまうとものすごーく
暗い話になっちゃうんだけど。

普段は、通勤電車やお風呂で小説を読むくらいで、日常のそういうもわもわした
気持ちをリセットできてるんだけど、どんより度がすごい時は、映画館の闇の中、とか、
生の舞台とか、ちょっと非日常感が漂ってるところに逃避しがち。

というわけで、発作的に「凄く泣けるお芝居が観たい!」とネットでいろいろ調べたところ
シアターサンモールで公演中の、東京セレソンデラックスの「くちづけ」というお芝居が
場内がすすり泣きで包まれる、みたいな評判だったので、当日券もあるらしいし、と
ぶらりと行ってみた。あまり演劇や劇団にくわしくないんだけど、調べてみると、
数年前に、長瀬君と相武紗季ちゃんが仲良くなったきっかけのドラマ「歌姫」
(好きだった)は、この劇団が舞台でやったものをテレビドラマにあとでしたものらしい。
はしゃげばはしゃぐほどあとが切ない系、の芝居かしら、と期待はふくらむ。

そういうちょっと不純な「さあ泣かせてよ」的モードで客席に座ってたのですが、
凄く良いお芝居でした。埼玉の本庄にある、という設定のグループホーム
「ひまわり園」を舞台にした、親子、家族、仲間同士、編集者と作家など、様々な
愛情が描かれた素晴らしい作品。知的障害を持つ人たちの自立支援を目指す
ひまわり園は、元気いっぱいで実は色々なことを分かってもいる知的障害者たちが
暮らしている。彼らの面倒を見るのは医者一家。のんびりしたお父さんと元気な
奥さんとギャルっぽいけど心優しい女子高生の娘。そして、毒舌のお手伝いさん。
ひまわり園で一緒に暮らしていたお医者さん一家は、収入を増やして園を存続
させるために、都会に病院を移転させ引越しすることとなる。その代りに住み込み
スタッフとしてみんなの面倒を見ることになったのは、かつてギャグマンガで
ヒットを飛ばしたマンガ家・愛情いっぽん先生だった。いっぽん先生の娘も
30歳過ぎても少女のような知的障害者で、ホームの一員となる。ますます
にぎやかになるひまわり園だが、幸せな時間は長く続かずに…

というようなお話です。前半の、ドタバタギャグ時々下ネタな部分は好き嫌い
別れると思いますが(私はテンションが高くてついていけない部分もありました)、
そこらでばらまかれている些細なデティールが、怒涛の後半部で全部奇麗に
収集されて、最後は全部嗚咽と涙のもとになる、という凄いお芝居。でも
2度3度見て楽しむ、というより、1度見てガン!と受けた衝撃をいつまでも
自分の中で反芻してしまうような感じでした。音楽とかも凄く良かったし、
演者の熱が場内にあふれて、見てる側も高揚しちゃう、みたいな、小劇場の
よさがすごくありました。

なんだか今年の夏は、よく劇場に行ってるな~。
旅行に行くみたいな感じで、チケット買うところから楽しいんだよね。

来月も2本行きます(うち1本は「ガラスの仮面」(笑))。
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by tohko_h | 2010-07-30 13:06 | moving

浅田次郎講演会(本編)

朝からいろいろありましたが、無事に良席を確保し(てくれた、友人に感謝)、
浅田さんの講演会を拝聴できることになった友人と私。

定刻ちょうどに、司会者の男性が現れ、浅田氏の経歴や最近出した本についてなど
カンタンに前説風にお話してくれます。

しかし、そのとき、私の左側の友人が
「ねー・・・あそこに、浅田さんが」とこっそり耳打ち。私たちはどちらかというと
ステージ向かって左サイドの前方の席を確保していたので…反対側…
舞台右袖のかげでスタンバってる浅田氏が確かに見えました。
キャ、目があっちゃったらどうしよう~!
浅田さんと言うと、最近の著書のプロフィール写真だと和服が多いイメージですが
この日も和服、メガネ、シャイニーで綺麗なつるりとした頭部、と、いわゆる
雑誌やテレビで時々みかける「浅田次郎」のイメージのビジュアルでした。

紹介が終わり、浅田氏ご登場!(という風に聴衆目線だと見えるわけですが
我々からは「袖から中心に歩いてこられた、という風に見えました)
最初に、たくさんの応募にお礼を述べました。2000人ちょいの会場のキャパに
対して、4200人の応募があったそうで、半分はこの第一会場で、残りの半分は
スクリーンで浅田さんとご対面というわけです。
「みなさん、こんにちわ」とおっしゃったあと、カメラに向かって「第二会場のみなさん
こんにちは、半ナマですが」とかわいく挨拶する浅田次郎氏。カワイイ・・・

そして「今から宣伝をはさみつつちょっとしゃべりますねー」と新刊情報などを
さしはさんでトーク。「終わらざる夏」のあらすじはさすがに作者本人、という
感じで冴え冴えで、それから、ドラマ「蒼穹の昴」の話。BSデジタルで
放映されていたのが先日終わり、今度は10月から地上波で始まるそうです。
BSデジタルが字幕だったのに対し、地上波バージョンは吹き替えになるとか。
ここで「字幕と比べて吹き替えのほうが情報量を多く盛り込めるメリットがある」
という話が出ました。確かに…情報量といえば、ドラマ「蒼穹の昴」は、よくできた
ドラマですが、原作の3分の1くらいのストーリーになってた、ともおっしゃってました。
さ・ら・に。
「蒼穹の昴」「中原の虹」に次ぐ中国の物語の第3弾が
「あと50枚でできます。なので秋口には出せるかと思います」とのこと。
今年は新刊が多くて浅田ファンとしては嬉しい限りです。

そんなCMタイムが終わり「今日の講演のタイトルが「読むこと、書くこと、生きること」
なので」ということで、読書についての話。簡単にまとめると、日本人の識字率は
江戸時代の寺子屋文化によって培われ(男女七歳にして…という教えに基づき
別の部屋で学んではいたけど女の子も教育を受けていた)たころから凄かった。
戦後教育の賜物って思ってる人はいるけど、それは誤解なんです」という話が
とても印象的でした。で、そんな日本人の我々だけど、ネットだテレビだ色々
有る時代で、読書に手が回ってない人が多い。これは、人間がバカになることに
つながるので、忙しくても「本を読む時間」を作る努力が必要だ、と浅田先生、
おっしゃってました。

これが、ドキューンと来ました。私は、今はそうでもないんだけど、出版社に
入った当時は、仕事で何かを読まなくちゃいけない、という義務感を持つことが
とても辛くて、その反動で、会社を出たら本なんてちっとも読みたくない、と
思う時期があったんです。また、マンガの編集をしてたときはマンガ、
雑誌の編集をしてた時は雑誌を避けてみたり、仕事で本とかかわったことに
よって、純粋に本が好きっていう感じじゃなくなってしまって。
でもでも今は、会社とか仕事関係の人たちに、本を好きな人が多いおかげで
色々な話が弾むのも嬉しいし、そのへんはよかった、と思えるようになりました。
で、自分自身のための読書の時間は大切にしよう、と次郎先生のおっしゃる
通りに思いました。

あとは、浅田さんが小説を書くときの「みっつの憲法」っていうのが素敵でした。
①面白く書く
②美しく書く
③わかりやすく書く

ああ、そりゃ、私が浅田さんの小説を愛さずにいられないわけですわ、と納得。
面白いことをカッコつけすぎてつまんなくしちゃったり、何かをわざと露悪的に
醜く書いたり、難しい言葉や例えや表現を敢えて取るという…そういうやりかたも
あると思うんだけど、浅田さんの王道のすっぱりした姿勢が私は好きです。
自分自身、面白くて美しくて分かりやすい本を作る人でいたい、と編集者と
しての姿勢も改まる素敵な「憲法」でした。

他にもいろいろ良いお話があったと思うんだけど、思い出しきれず…
ただ、自分の中の何かの糧にすごくなった1時間半(それがすごく面白くて
あっという間でした)だったので、BEFORE次郎 AFTER次郎、で、なんか
いろいろリセットされたりもやもやがすっきりしたような、素敵な時間でした。

そんな浅田さんの過去の講演が活字になっている文庫本「ひとは情熱が
なければ生きていけない」(エッセイ+講演で1冊)を早速後日買いました。

元気とか勇気とか前向きさとか、そういう直球だとダサく暑苦しくなる
ところを、都会育ちのスッキリ感でうまくならしつつ、古くからの日本人が
持っていた謙虚さや我慢強さを愛する作家・浅田次郎。
エッセイも小説も、まだ7割弱しか実は読んでなかったりするので、しばらく
また読みこんでみようかな、と思います。

講演会どころかブックフェアのことすら知らなかった(すっとこどっこいな)
私に、このような楽しい日曜日を教えてくれた友達にも心底感謝。
お留守番をしてくれた友達のご家族にも感謝です。

講演のあと「凄かったねー」「いい話がいっぱいあったねー」と言いあいながら
再びブックフェアの会場へ。雑誌、児童書、単行本、実用書など、
色々な本が定価より少し安く(取次が入らない分安く売れるのはもっともだけど)
買えるコーナーがあったり、大手出版社はやはりディスプレイが派手だなーとか
見てきたり、会場そぞろ歩きも堪能いたしました!
この日あるいた量は、13000歩近い歩数をマークしてました!(携帯に
ついている歩数カウンターによると)

その後のディナーの話はまた別記事で(これ、凄く長くなっちゃったから)!
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by tohko_h | 2010-07-21 12:07 | moving

何年か前(アテネ五輪のちょい後の世界水泳シーズンだったかな)に
一緒にビールを飲む夢を見てから、それまでファンでもなんでも
なかったのに、なんだか好きになっちゃって(日本中の北島選手ファンの
中で、こんなアホな理由でファンになったのは私だけであろう(笑)でも、
夢の中で会った人とか出てきた有名人って好きになりません?いきなり)
今回の五輪でも一番楽しみにしつつ応援したかった北島選手が、
男子100M平泳ぎで世界新記録を更新して堂々の金メダル。
会社のテレビで見てて、ちょっと泣きそうになりました。
アテネのときの「超きもちいー!」って言ったときの怖いもの知らずな
若さ爆発!って感じのインタビューも印象的だったけれど、今回の
涙と気持ちがあふれてことばが出てこなくなっている様子に
グッときました。

しかも、準決勝のあと、他の選手の速い泳ぎっぷりを見て
「決勝は世界新での勝負ですね」なんて言ってたら、ほんとに
そのとおりにしちゃうし。有言実行のすごい見本。
通常生活では謙遜とか大好きですが、ここまで一流だと
こういうズバっとした発言も痛快で気持ちいいですよね。
ホント、見てるほうが「チョー気持ちいい」選手です。

実は、レース直後にも美しいシーンがありました。
最大のライバルといわれていたハンセン選手(4位)が、
すぐに北島選手を祝福してくれたシーン。お互いに練習して
技術を磨き上げてきたことを一番分かり合っている者同士だから
こその、敬意を込めた祝福。ふたりとも素敵な表情で、よかった。
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すばらしいアスリートは、負け方もどこかすがすがしかったり美しかったり
するものだなって思います(こんなことを2006年の夏の駒大苫小牧
準優勝の時にも書いた気がするけど・・・ああ、その田中くんも
プロとして日本代表だもんなぁ。彼もすごい!)。

しかし、世界水泳のたびにテーマソングが変わっているのに、なぜか
北島選手のテーマソングは私の脳内ではずっと2001年世界水泳の
テーマソングだった「ultra soul」なんですよね・・・なぜか。

というわけで、便乗して祝杯。デパ地下で買った串揚げは
鶏、かぼちゃ、レンコン、ナス、たけのこ。キャベツを添えて。
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by tohko_h | 2008-08-12 00:22 | moving

赤塚不二夫さん葬儀 タモリさんの弔辞
(一部引用)
あなたの考えは、すべての出来事、存在をあるがままに、
前向きに肯定し、受け入れることです。それによって人間は
重苦しい陰の世界から解放され、軽やかになり、また時間は
前後関係を断ち放たれて、その時その場が異様に明るく感じられます。
この考えをあなたは見事に一言で言い表しています。
すなわち『これでいいのだ』と。(中略)


柔道・谷選手の夫、佳知さんコメント
(銅メダルだった妻について)
「子供が産まれてからは、子育て中心の生活に追われながら、
決して弱音を吐かずに練習に打ち込む姿にパワーをもらっていたのは、
近くで見ていた僕だけではないはず。メダルの色は違ったけれど、
僕には金色に輝いて見える。これからも彼女が選んだ道を
全力でサポートしたい」


タモリさんの弔辞=赤塚さんの精神は、世の中を気高く軽やかに
生き抜く知恵そのものだ。悲しんでいる人にかける言葉としても
これほどのものはない。そういう意味で、赤塚氏を送る言葉としても
見事だし、彼の死で悲しんでいる多くの人たちを励ます言葉にも
なっている。この言葉をチョイスしたタモリさんも天才だ。

そして、谷佳知選手の言葉もまた、胸を打つ。スポーツ選手同士って
お互いが主役!みたいな感じのカップルだからどうなのかな、と
思ってたけど、サポートしたい、と言い切る谷さん(自分も巨人の
選手として第一線にいるのに)は男らしいと思う。そして本当に
妻のことを愛しているんだな、と思って(前回のアテネで、
金メダルを取った亮子選手が、野球の代表としてオリンピックに
参戦していた谷選手に手を振って嬉しそうにしていたシーンも
すごかったけど)じんとした。
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by tohko_h | 2008-08-09 22:06 | moving

佐藤浩市は素敵だ。

今更当たり前、のタイトルですが…。

いや、たたずまいとか声とか、そういうのはもちろんなんだけど・・・

ビールのCMでも素敵だった佐藤浩市さん。
全国の名物をおいしそうに食べて、ビールを飲む。
その横顔をテレビで見ていると、キリンだとどっちかというと
一番搾りよりラガー派の私でも、無条件で「一番搾り飲みたい!」と
思っちゃうくらいの説得力。
その「おいしそうな表情」が好評だったのか、
「47都道府県のおいしいものとビールを楽しむロングバージョン」なんて
CMも作られたほどだ。その撮影のときのエピソードを某所で
たまたま目にしました。

撮影前に「全国のうまいものとビールをひたすら召し上がっていただく
CMです」と説明を受けていた佐藤さんは、その日、撮影現場に
事務所の後輩も連れて行ったそうです。
撮影に使われる食べ物を残すなんてとんでもないし、作った方に
失礼だから、と、配慮したんだって。

素敵だ・・・なので、佐藤浩市さんとデートする機会に恵まれた
ものすごく運のよい女性は、絶対にご飯残しちゃダメ!ですね(笑)
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by tohko_h | 2007-04-15 09:03 | moving

今年も行ってきました

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東京帝国劇場前でーす! 満員お礼ありがとうございます、みたいな
感謝のコピーと「どうよ!」とふんぞりかえった風の(笑)このポスターのポーズ、
合ってない~・・・
というわけで、今回もおかげさまで行くことができました、SHOCK。

古参ファンの悪い癖で「私なんて、光一君のミュージカル、MASKから見てるのよ!
あのころは、発売日に劇場に電話して20分くらいで繋がって「●月×日の
夜の部を2枚」とお願いすると「他は?」と聞いてもらえて複数公演分が
1本の電話で取れたのよ。尾藤イサオさんがお父さん役でね~・・・」と、語り出すと
ウザいくらい歴史を語れたりも実は多分するのだけど。

実際に劇場に行くと、生の迫力に圧倒されて、そんなものを吹っ飛ばして
「今を生きる、目の前の素晴らしいものを見つめる」ということのみに
ひたむきに集中せずにはいられない。

端整な容姿と運動神経に恵まれた生まれながらのスターのような光一さん
だけど、私から見ると、すごい努力の人にも見える。舞台に関しては特に。
もちろん持って生まれたものだけでも映像の世界だったら十分主人公役で
やっていける才能とセンスはもともとあったと思うけど、舞台って、違うのだ。
彼の整った小さな顔、しなやかで線の細い体つきは、映像的には美味しいけど、
舞台人としては、けして得じゃないんだよね。実際、今回のライバル役の
生田くんとかヒロイン役の女優の松本まりかさんは、ふたりとも一般人として見れば
そんなことも無いんだろうけど、舞台上で座長・光一さんとのシーンを見ると、
骨太で身体も顔もある程度大きさがあって、という風に見える。
それが、舞台栄えして、大胆な演技をするとハマる。魅せやすいのだ。
その点、小顔な座長さんは、損なはずなのだ、ほんとうは。だけど、
やっぱり誰よりも大きく見えるんだから、光一くんは不思議な人だ。

個人的には、毎年とっても楽しそうにシェイクスピア劇(劇中劇で
ハムレットとかロミオとかを熱演する場面があるのです。しかしそういう
王子役より、ハムレットの父王とか老け役を熱演するのはなぜだい光ちゃん)を
演じているのが印象的なので、いつかストレートプレイにも出てほしいのです。
つかこうへいあたりで。
この前、錦織さんと風間くん(ジャニーズジュニア)が蒲田行進曲をやった
そうだけど、意外と・・・キンキで蒲田とか・・・チケット取り考えると怖いけど、
ちょっと見たいような・・・(剛くんの芝居も好きなのでぜひ舞台、ストレート
プレイやってほしいなあと)
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by tohko_h | 2007-02-06 12:39 | moving