<   2007年 08月 ( 40 )   > この月の画像一覧

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「あなたの呼吸が止まるまで」
島本理生
一見、甘い恋愛小説みたいなタイトル。
「あなたの呼吸が止まるまで好きよ」みたいな。
しかし、主人公の朔が「あなたの呼吸が止まる
まで」やってやろう、と誓うのは、恋ではなくて、
復讐なのだ・・・


離婚した母とは離れて暮らし、舞踏家の父親と暮らす12歳の少女・
朔は、父の仲間のアクの強い大人たちと一緒にいる時間が
長いこともあり、ちょっと他のクラスメートとは違う雰囲気を
たたえている女の子。それでも、大人びたクラスメートの女の子や
話しやすい男の子も少しはいるし、思春期目前、という危うい
時期を、彼女なりに健やかに暮らしていた。そんな日常を
壊すような、ある人からの「突然の暴力」…
帯に書いてある「突然の暴力」というフレーズと、島本作品の
「ナラタージュ」のある脇役のエピソードを考え合わせると
読む前から、朔の身に起こることがなんとなく読む前から
見当がついてしまった。しかし、その暴力は、物語の後半で
突然起こるのだが、そこまでの12歳の朔の日常が描きこまれている
物語の前~中盤の読み応えが素晴らしい。

12歳というと、女の子同士のいじめ(というか、それ以前の小競り合い、
いやみ合戦)はかなり生々しいし(異性もからんでくるし)、肉体的にも
生々しい話になっちゃうけど、初潮を迎えた子もだいぶ割合的に
増えてくるし、本当に、大人の階段のぼるシンデレラ、みたいな
時期である、女の子にとって。その時期に、梯子をはずされて、
硝子の靴をむしりとられたような朔は、これから何があっても
もう子ども時代に戻らない、という取り返しのつかない記憶を
持つことになってしまい、それを受け入れるために復讐を誓うのだ。

と、なんだか抽象的な文章になってしまいましたが、たとえば
昔の山田詠美の「風葬の教室」とか「蝶々の纏足」あたりの
少女の自意識文学、として、この作品も、かなり完成度が高いと
思いました。
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by tohko_h | 2007-08-31 11:22 | reading

日々のつぶつぶ

〇最近ますます絶好調の金麦奥さん。「金麦と待ってる」という甘えた言い方も
好きになれなかったけど、新バージョンでは「金麦冷やして待ってた」みたいな
ことを言って、なんか恩着せがましさ度アップ。何で私がこの嫁さんを見ると
イラっとするのかなーとちょっと考えたんだけど、おそらく、旦那への思いやりが
まったく感じられず「金麦とおうちで待ってる私」「夫のために金麦を冷やして
出迎える私」…そんな私、かわいいでしょ?みたいな激しい自己愛がセリフから
読み取れて気持ち悪っ、と思っちゃうのかもしれません。彼女にとっては
必死で冷やす金麦も、にっこり出迎える夫も、自分の愛らしさを演出する
小道具の一部にすぎないのかも、しれません(笑)。最近の歌でいうと、
aikoの楽曲の世界観にもそういうのを、自分的に割と感じます。一生けんめい
恋してるあたし至上主義っていうか(相手の男が大事ってのと何か違う?)。

〇若いお嬢さん(20~25歳)が読むファッション雑誌の記事で「本誌読者の
意識調査」みたいな記事があったんだけど、その中にこんな質問が。
「サッカーと野球、どっちが好き?」
68%がサッカー派でした・・・。「サッカーのほうが皆で楽しめるから」という
ご意見も載ってました。野球ファンとしては寂しい結果です。ダルビッシュが
独身のままもう少し頑張ってくれてればあと5%くらいなんとかなったかも
しれません(笑)。

〇しかし、それより問題は、面白そうなテレビをやってないときはとりあえず
プロ野球かけとく、という私の習慣を理解してくれない家人・・・
日本のお茶の間にはナイターだよ! って言いたいけど、最近、中継も
少ないよね・・・

〇高校野球で公立の無名校だった佐賀北が勝って嬉しかったけど(私も
地方公立中堅高校卒だし)、マスコミが「公立が優勝したから爽やか」
「野球ばっかりやってる学校じゃないところがいい」みたいに、私立とか
練習が激しい強豪の学校を悪く言うみたいな褒め方ばかりしてるのを
見ていて、だんだん食傷気味になってきた。ひねくれてるかもしれないけど。
佐賀北ナインはかわいいけど、彼らを褒めてよそをけなすオトナは嫌。
強豪校に進み名前を売ってプロを目指すっていうのも就職活動を
まじめに早くはじめてるみたいなもので賢いともいえる場合だってあるし、
設備が恵まれてる学校で練習して勝ったら当たり前じゃん、みたいに
その環境のハンデを美化しすぎた反動で、野球の名門校がヒールみたいに
なっちゃったら、やだなあ。私立のブランドとかカリスマ性ってのも
嫌いじゃなかったことにちょっと気づいた。

〇中田翔くん(大阪桐蔭)が、12球団OK!という記事が数日前に出てた。
昨年の田中くんドラフトからもう1年かー。と同じセリフを言っていたことを
思い出しつつ記事を読むと、エースで4番!を目指していた時期もあった
中田くんだけど「ピッチャーとしてはプロでは厳しいから」と、投げるほうを
諦め、強打者としてプロを目指すことにしたらしい。自分の力量を
冷静に見つめて答を出した賢い18歳。すごいルーキーとしてプロ野球を
面白くして欲しい、頑張って!(プロとしてはまだ通用しないと思う、と
会見で言っていた斎藤くん的かしこさと、どの球団でも頑張る、という
田中くん的潔さを持ち合わせてるんだからたいした選手ですよ、彼は)

〇また別の雑誌ネタ。働く女のマナー講座、みたいな記事。
「もしも上司に『その髪型いいね』と褒められたら?」というテストが
ありました。丁寧語で「いえ、そんなことございません」とかナントカ
答えるのが模範解答、みたいに書いてあったけど・・・
本当に働く女のマナー、として考えれば、この答えでいいのかしら。
素直に「ありがとうございます!」と喜んだほうが、マナー、という意味で
いいんじゃないだろうか(上司がセクハラ野郎でエッチな目で毎日
なめるように見てあれこれ言うとか、ヅラで人の髪型に異常に執着するとか
特殊なケースでなければ)、と読んでいてちょっと疑問に思った。

〇「恋のからさわぎ」を見ていて「最前列(美人のさんまのお気に入りが座る)とは
言わないけど、最後尾の端にされるのはイヤだなー(キツイルックスと
イタいエピソード披露要員席)」と出る予定もないのに言い張る私と、
新内閣の発足に伴う記念撮影(官邸前の階段で撮影するやつ)をニュースで見て
「俺は何列目が似合うかな」とつぶやく夫。どっちの方が想像力が過剰で
自意識異常なんだろう。「スマスマに出たら何を作ってもらいたい?」とか
夢のある妄想をするならともかく、どっちもムダに野心的なのか(笑)。

〇きららちゃん、とか、珍名騒動が報道されているのを聞いたあとで見ると
名前がカッコいいなーと思うのは、今度の新内閣の要・麻生太郎氏。
シンプルだけどいい名前。ちなみに「生まれはいいけど育ちは悪い」と
すごい系図について一言で言い切っちゃうワイルドなところも好きかも。

〇新内閣、テリー伊藤さんが「イケメンがいない内閣」と言っていた。
確かに、中川昭一さんが抜けてる、とそれを聞いて思った。
その昭一さん、記者に(閣僚入りするんですよね?)みたいに訊かれて
「あなたが(内閣に)選んでくれるの?」と色っぽい目つきで答えてたり、
最近、自分の外見的魅力に気づいたのかなーと、ちょっとドキドキである。

〇最近スポーツ新聞の1面をにぎわせた某大物カップルは、ウワサによると
もう破局してるらしい。別れたあとにウワサになるって、リアルでも割と
ありますね。私も学生時代、こそこそつきあってたクラスメートの男子と破局して
半月後の飲み会で「お前ら仲いいなーつきあっちゃえば?」といわれたことアリ。

〇ドラマ「山おんな 壁おんな」で、一番モテそうなのは、実はモデル系
さっぱり美女の伊東美咲でもなく、癒し系巨乳ほんわかフカキョンでもなく
ワキでおかっぱめがねで出てるにもかかわらず女濃度はしっかり高い
三浦理恵子だということに最近まで気づけなかった自分の甘さが情けない…
いや、たまたま家人と見てて「三浦理恵子かわいいわーやっぱ」としみじみ
言ってたのを聞いて、確かに、と一瞬で納得したのです。甘い声に細いのに
まろやかさもあるボディと美脚・・・猫おんなとでもよぶべき三浦さんは
確かに強そうです、女子力。
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by tohko_h | 2007-08-30 01:15 | drops of my days

花火にも行かず、仕事に励み、ビールも減らし、質実剛健に過ぎていく
我が家の夏。去る日曜日も、夫の焼いたお好み焼き(我が家は、週末に
夫がお好み焼きを焼いてたくさん食べるのがお約束に。9割は
キャベツ、ということで、ふたりでキャベツまる1個食べちゃうのだ!
夫は翌日1キロ、私は500グラムほど減ります)を食べつつ
だらだらすごしていた夕方・・・

18時。なんとなく、8チャンネルになってたテレビで、
「ちびまる子ちゃん」が始まった。まる子が宿題をほとんど
終えてなくてパニックになり、たまちゃんのをうつしたり、
枯れた朝顔の観察日記を書いたりドタバタする、という
お約束のお話だった。

そして18時半から、「サザエさん」まで見ちゃったのです。
たま見ると、カツオくんの虐待されっぷり、タラちゃんへの
過保護ぶりがよそ様の家のことながら気になって仕方ありません。
いつも、細かいアイディア(サザエはワル知恵と言って怒るけど)や
人の言動に対する観察眼を発揮するカツオは、将来相当
出来る男になると思います。一方タラちゃんは、世田谷に一軒家を
持つという磯野家の財力にたよりきったニートになってるんじゃ
ないかしら、と勝手に予想。ワカメは男でダメになるタイプかも。
実際に、ワカメはクラスメートのハシモトくんという男子が好き
らしいのだが、彼のことになると家族をののしったり、一瞬で
常軌を逸す困った一面が・・・(ハシモトくんで常軌を逸す・・・
あんまり人のこと言えないや、ははは)。

そんなカツオも、やはり宿題はほとんど残しておりました。
波平が「どうせ親をかりだすんだろう」みたいに言うと
「難しい問題が多いから父さんには頼めないよ」と答えるカツオ。
「小学生の問題ができないわけないだろう」と波平はムキになって
宿題の問題に取り組む、カツオ、作戦勝ち。という感じの知能犯ぶりに
ほれぼれ(笑)。マスオさんだっけ?あれれ?とにかく人に押し付けるのが
うまかった。

しかし、夏休みの宿題を最後までやりのこしてあたふたする
まる子とカツオ、という、正しい日本の小学生の夏休みの締めくくりを
立て続けに見て、ちょびっと満足(笑)。

そんな私の最大の思い出の夏休みの宿題、といえば、やはり高校の
ときの英語の宿題です。1学期の期末テストが終わる頃に、ある日
英語の授業で配られる1冊の本(もちろん英語で書いてある)。
それを休みの間にまる1冊翻訳する、という恐ろしい宿題でした。
たとえばテキストが200Pあったとしたら、10人でひとり20Pずつ、
という手もあったと思うんだけど、小説なんかだと頭から読まないと
何の場面かわかんないし、特に推理小説なんかだったりすると、
やはり頭から読まないと進めようが無いしで、結局1冊ひとりで読むしか
ないみたいなことが多かったです。今思えば、1学年500人分の
訳文を3~4人の英語の先生が全部チェックするわけないんだけど
真面目にやってたなー。というか、テキストだろうと何だろうと、本なので
読み出すと続きが気になって、インターネットとかも無いし地味に辞書を
めくりつつ進むしかなかったという(笑)。

でも(この先余談)・・・

しかし、高校時代に「もらったテキストは意地でも最後まで読む」という
英語学習においてはなかなか役に立つクセを身につけてもらったと
いうのに、大学で最初の英語の授業が推理小説だったので、
結論まで一気に読んで、最後の謎解きの確認と、訳してて
なんかうまく意味がとれないところを訊きに先生のところに言ったら
「授業でやってないところを何で読むの?」と叱られ(予習して叱られる
学生なんてアリ?)、それで大学で勉強する気がなくなったのでした・・・
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by tohko_h | 2007-08-29 12:12 | watching

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蒜山(ひるぜん)ジャージー生クリームサンドです。
会社の近くのスーパーのパン売り場でたまに売られていて
これを、ドトールのアイスラテ(ときどきソイラテ)などと一緒に
ランチ代わりにかじってる日もたまにあります。

品のいいクリームが挟まったふんわり洋風ドラ焼きというか、
とにかく飽きがこないお菓子。自宅の近所で常時買えるところが
あればいいんだけどなー。

そういえば、あんこってさほど好きじゃないんだけど、
「ドラえもん」の中に出てくるドラやきって異常に美味しそうに見えて
あの世界のドラやきに限って食べてみたい気がいつだって
していました。懐かしい~!
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by tohko_h | 2007-08-28 21:46 | eating&drinking

「その向こう側」野中柊

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その向こう側
野中柊
大学生の鈴子は、シングルマザーの母と
2人家族だった、ずっと。しかしその母は、
18年越しの恋人と結婚することになる。
東京の親元を離れ、横浜の洋館で
美しい女主人と暮らし始めた鈴子。
彼氏や友人も訪れ、楽しく、
淡いソーダ水のような夏休みを
満喫していたが…


明るい友人、屈託の無い彼氏、わけありな大人たち、夏の日差し、
ヨコハマと言う街(雑然とした中華街と元町が近かったり)の不思議、
そういう美しく女の子らしいモチーフをパッチワークしたような
淡くて甘い印象の少女小説タッチ。食事シーンが多く、それぞれ
詳しく書かれている料理がおいしそうなのが印象的。
母と母の夫になる男の人に鈴子が注ぐ視線の甘さ、あやうさは
なつかしの、サガンの「悲しみよ、こんにちは」にも似ているような。
というわけで、これという読後感、インパクトはないのですが、
お風呂上り、プール上がり、などなど、なんとなく、お水から
出てきてちょっとふやけた気分で読みたくなる小説でした。
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by tohko_h | 2007-08-28 15:54 | reading

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「不器用な赤」
ヒキタクニオ
映画化もしたヒキタ氏の
代表作、といえば、
「凶器の桜」だが、
なんとなくバイオレンスな
感じがして読んでいない。
でも、その代わり、といっては
何だけど「働くヒロインの
成長と挫折とナンチャラ」
みたいなヒキタ作品は
どれもお気に入りで、
新刊をチェックしてきた。
「角」では出版社の校閲係、「ベリィ・タルト」では新人アイドル、
「青島」では広告代理店、それぞれの職場での女の子たちの
描かれ方が気持ちよい。皆、背筋が伸びて、たまにぽきんと折れそうに
なって、でもくじけないし腐らない。まっすぐでいい目(見たことないけど
絶対そうだってわかる描かれ方)をした彼女たちが好きだ。

今回の新作「不器用な赤」のヒロインの目も、まっすぐだ。
そして、憎しみというフィルターを通して世界中を見つめている。
利沙は高校2年生で、母と二人暮し。離婚した父からの経済的な
援助は潤沢で(1年につき、一部上場企業の課長の年収クラスの
振込みがある、とのこと)金銭的には余裕のある母子家庭で暮らしている。
デパ地下でできあいの惣菜を買い、安っぽいジムのインストラクターに
夢中で娘をほったらかしの母を、冷めた目で見つめながら…
資本主義に基くばかばかしい今の世界を、憎む利沙は、ブランド物を持つ
アホ面のカップルを襲ったり、つまらない商業看板に赤いペンキを
ぶちまけてダメにしたり、という自分なりの「革命」をしている。
その活動に理解を示して「化学が好きだから爆弾作りにも興味あるから」と
技術者として参加を申し出てきたのは、クラスメートの伊原知恵(ちえ)。
彼女は在日韓国人で「日本人からいくらでもお金をむしりとってやる」と
言い切る守銭奴の父と兄に嫌気がさしていた・・・
そう、2人の少女は、モノとお金が溢れる資本主義都市・東京の中心で
それらをぶち壊すことを夢見て、行動開始!

みたいなお話。おそらく、ブランドバッグや伊勢丹を愛する私は
この2人と出会ったら、速攻ターゲットにされること間違いなし(笑)。
確かにお金持ちだけど、利沙の母もおろかだし、知恵の父や兄も
考え方が歪んでしまっていて、身内だろうとむかつくのは判る。
しかし、東京全体に彼女たちが抱くとてつもない憎しみは、ただの
悪意に思えて、ほとんどふたりに共感できなかった。
ふたりの暴走を見守り、苦笑いし、そして必死で止めようとする
質屋のおじさんのキャラが強烈。学生運動が盛んな時代に
返還直前の沖縄で彼が経験したことを語る短い挿話が印象的。

というわけで、まっすぐ前を向いている少女たちの話ではあるんだけど
かなりアナーキーというか、かっとんだ印象でした。
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by tohko_h | 2007-08-28 13:41 | reading

空港グルメ。

先週の月曜日。
遅めの夏休みを取ったらしき人たちでそれなりに賑わい中の羽田空港。
私自身、福岡にも新幹線で行くほど「できたら飛行機にはあまり
乗りたくないかもー」というほうなので(昔、空港で失恋したトラウマも
若干あるかも・・・実家が札幌にあった学生時代の話ね)あんまり
空港に来ることって無いんだけど、天気がいいと明るくて気持ちがいい。

今日のうちに飛行機じゃないと行き来が難しいエリアからの原稿を
航空便で受け取り、入稿しなければ、という、なかなか押し迫った状況。

にもかかわらず、行きの電車の中では、

朝10時まではスパモニ!の生放送があったんだし、もしかしたら
大阪に戻るために飛行機乗りに来てる橋下弁護士がこの辺
歩いてたりして。それで私、びっくりしすぎて転んじゃったりして・・・!

と、転校生と曲がり角でパンをかじりながらぶつかるレベルの妄想を
ぼんやりしつつ、大きな画稿ケースをぶらさげてやって参りました(笑)。

実は、そんな妄想チックな理由以外に、航空便が着くより早めに空港に
到着するように会社を出たのには深いわけが…

どうせなら、お昼ご飯を空港で食べようっと♪

ANAの発着ロビーのある建物内(第二ターミナル)には
綺麗なレストランがいっぱい。
寿司、そば、中華、オーガニック、トンカツもあります(丸ビルの
愛してやまないかつ玄もあった!!)。が、全体的に高い。
神保町のランチも高いと思うんだけど、空港ときたら、
1000円以下のメニューが無い。おそばもラーメンみたいなのも
それなりのお値段がする。まあ、たまの贅沢もいいか、と
ひらきなおってショーウインドウを見てまわる・・・
この日は暑く、暑い日に限ってカレーが食べたくなる乙女心(意味不明I)。

というわけで、入ったのは、新宿アカシア 羽田第二ターミナル店
新宿アルタ裏のロールキャベツなどが有名なお店ですが、
極辛カレーライス、というメニューに心惹かれました。

で、オーダーしたのがこちらです。正直、辛いというよりはしょっぱい味が
してましたが、おいしかったです(ご飯少なめにした自分の責任もあるしね)。
でも、スパイスの味<<塩味、だったので、カレーを食べたい!という
熱い思いはちょっとだけ不完全燃焼。やはりチキンカレーの辛いのが
食べたければ中村屋とかエチオピアかな(どちらもさいきんごぶさた)。
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そして、羽田空港の千疋屋の売店にて購入したのは
限定品の絹ごしフルーツ杏仁(ピーチ)です。
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食べる直前に桃のソースをカップから取り出してかけると、こんな感じに。
果物のソースがおいしいのはさすがですが、これ、ベースの杏仁が
プレーンでも耐えられるほど濃厚でおいしい!! 今度空港に行く時は
プライベートで(って、なんだろう、見送りとか?)、と思いつつ、おいしく
いただきました←でも仕事での可能性が高い・・・(笑)。
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by tohko_h | 2007-08-28 12:17 | eating&drinking

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「やってられない月曜日」
柴田よしき

高遠寧々・28歳。
名前は少女漫画だが、ご面相は
フツー・・・というのも苦しいかも?
コネでもぐりこんだ大手出版社・
経理課勤務。領収書をごまかす
無礼な人もいるし、コネの後ろ
めたさもあるけど、コネ仲間の
親友・弥々だっているし、
忙しい決算時以外は、基本的に


マイペースでいられる悪くないOL暮らし。アニメとか模型とか、ちょっと
ヲタクっぽい趣味はあるものの、基本的に、平凡な毎日を淡々と
過ごしている・・・働く女子を描いた小説は多いけれども、これは
キャリアウーマンとしても美化されてなく、かといって、恋愛ばかりで
お前いつ仕事してるんだ?とウソくさい感じもない等身大なヒロインの
目線がぶれてないのが読んでいて安心できる感じ。
寧々や同僚たちの周辺で起こる事件は、出版社が舞台と言っても
あの漫画やドラマにありがちな「原稿をなくした」「作家を怒られて
全員で熱く土下座した」みたいな、もうおなかいっぱい!な展開では
なかったのもよかった。不倫やパワハラなど、どこの会社でも
ありえなくはなさそうな感じの出来事。それらを知ることによって
寧々が、仕事って?会社って?といろいろ考えて、最後には
物語が始まった頃より、ほんの少しだけ会社や仕事と仲良く
なっているような予感で明るく終わるのも良いです。物語は
本のタイトルになっている「やってられない月曜日」から始まって
火曜日、水曜日、と曜日ごとの章立てになっているので、1日1章ずつ
通勤電車の中でざくざく読むのも似合いそうな1冊です。
このままドラマ化や漫画化、そのままいけちゃうんじゃないかな。
という判りやすい破綻のない安心して読めるお話です。

柴田さんは、自分の中で、東野圭吾や石田衣良と並んで、
当たり外れの差が割と激しい作家さんなのですが、これは、
素直に割とよかったな、と思いました。

ついでに、乗り換えの駅で読む本が切れて、慌てて売店で
適当に買ったのも柴田よしき。こっちもまあまあよかったです。
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「ふたたびの虹」
柴田よしき
丸の内の片隅にある小料理屋「ばんざい屋」。
東京にいながらにして、京都のおばんざいと呼ばれる
懐かしく温かい味わいのお惣菜目当てに、
地味な店構えながら多くのお客の心を掴んでいる。
そして、悩めるお客と出会ったとき、女将(おかみ)は
あざやかに、そして細やかに、でしゃばることなく
それらの問題を解決する為に謎解きをしてしまう、
ちょっとした名探偵にも…北森鴻さんの
「花の下にて春死なむ」的な、一軒のうまいもの屋を
舞台にしたミステリー連作集。
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by tohko_h | 2007-08-27 13:00 | reading

柴田翔のこの前読んだ小説「贈る言葉」の中の、主人公の男が
やがて付き合うことになる女の子を友達の家で見かけて、
一緒にちょっとゲームとかして遊んだシーンあたりの描写を読むと、
そのブザマさが、若いときの自分まんまで凹みつつ、ここまで
最初からわかってくれる男子がいて彼女はいいなあ、と思った。

実際、君は、不器用だった。君が、その日のお遊びを楽しんで
いなかったと言うのではない。君には、意外と単純がりたがるところがあって、
そういう他愛のない遊びにも、顔を赤くし、ケラケラ笑って嬉しがる。
だが、はたから見ていているとすぐにわかるのだが、君のそうした遊びには、
いつも、どこか、意識的なところがついてまわる。本当に嬉しがっている
のではなく、嬉しがろうと思って嬉しがっているところが見えてしまう。

例えば、へまは誰だってやる。あの日だってみんなへまをした(中略)。
(他の人たちなら)へまをしても、へまをそのままにして楽しんでしまうのに、
君は一度へまをすると、余計ケラケラ笑いながら、その実ひどくへどもど
してしまって、そのへまが、ただ単純なへまなのではなく、君の心の底に
あって表面の陽気さによってはけして溶けない堅い意識の露呈なのだと
いうことをみんなに気づかせてしまう。

そうした君の精神の不器用さは、へまをした時に限らず、君の動作の
至るところに、例えば手をひとつ挙げるにしても、はっきりと現れた。
君が手を挙げるときの思い切りの悪さ、あるいは逆に、とてつもない
唐突さ、更にそれに伴う曖昧な笑いと言ったようなことは、君が、
陽気なお遊びの最中も、そのお遊びとは無縁な、何か重苦しい思念に
心を動揺させているのだということを露わにしてしまっていた(中略)。

ぼくは、君のそうした、時折は殆ど醜いとさえ言える不器用さから、
何故か眼が離せなくなってしまった。


醜さ込みでくぎづけなんてこの男の人マニアかよ!と思いつつ
羨ましい。

例えば。
仕事で失敗してへどもどしてるときなんか、自分のブザマさに泣きたくて
半日くらい失敗したことばかり考えちゃうんだけど…しかもその失敗が
上司をうっかり「お母さん」って呼んじゃうとかそういう痛くはないけど
イタいレベルのときほど。

もっというと、中学、高校時代の大失敗した告白の一言一句を思い出して
当時の自分のブザマさをどうしたものかとどうしようもなく思う夜もある。

カラオケで音程がはずれたとか、ボーリングでしくじった、とか
ゲームで「へま」をしたときも、もちろん、凄く落ち込んでいて、
周りの楽しい空気との温度差がヤバすぎて怖くなることもあった。

しかし、たまに訳知り顔の微妙な距離の人に「要領悪いのはわかってるから」
みたいに言われると、それはそれでムッとするのだ。

難しいなー。

しかし、柴田翔さんは、短い文章の中で「へま、へま」言い過ぎだとは思うけど
人物描写がすばらしいと思った。
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by tohko_h | 2007-08-26 23:48 | drops of my days

とりあえず、所属事務所のサイトによると、8月18日23時半ごろ~
翌日19日朝5時半の深夜枠に出られるとのことで、その間ひたすら
ハードディスクレコーダーで録画。芸人さんやタレントさんが
たくさんひな壇に座っていて、過去の恥ずかしい映像を見て皆で
やいのやいの、という深夜番組で、途中で、昔懐かしの熱湯CM
(たけしさんの番組でやってた)などのアトラクションもあり。
司会は爆笑問題、ということで、関係ないときに「橋下さんいる?」と
太田さんが声をかけて、赤いTシャツ姿をカメラが抜いてくれたので
後ろの目立たない席にいらしたけどアップが何度かあって
よかった。お宝映像100撰ということで、各種バラエティ番組でおなじみの
井森美幸さんのホリプロオーディションのときのヘンなダンス(エアロビ以下の
ドンくさい振り付け)のVTRとか、芸人さんの過去のねた映像とかが出る中
先生の、2006年、昨年のお正月の行列SPで演じられた刑事ドラマの
映像も…(詳しくは下のほうでどうぞ)。
若い熱血刑事(橋下先生)が、殉職した先輩の敵を討つために単独行動で
無茶をする、という、日本テレビが作ったので「太陽にほえろ!」とか
「あぶない刑事」などの要素がてんこ盛りなドラマでしたが、ヒロインの女性に
「行かないで」と止められるのを静かに拒み、親指を立てて「大丈夫だから」
みたいにして立ち去るシーンが映ったのです。
…夜中にこのコーナー、録画しておいて、朝こそこそ見ていたら、なんと、
家人がいつのまにか起きていて、見てたんです。橋下先生のドラマも…

家人「この人、何やってるの・・・?」
私「いや、ドラマ・・・」
ちょっぴり気まずいお茶の間でした。

そして、その日の朝はTBSでサンジャポにもご出演していた先生(それは
また別の記事で…酔っ払った八代弁護士とともに大阪を歩くロケが
面白すぎたので(笑))。それも見終わって、高校野球見たりアタック25みたり
日曜日らしく怠惰にしてたら、18時ごろ、妹から電話が…
「日本テレビ見てる?  武道館来てるよ? 橋下弁護士!」といわれ、
慌てて日テレつけると、確かに、北村、住田弁護士とともに来てました。
深夜枠では赤いTシャツだったけど、今度は黄色(今年の24時間テレビは
2色展開だったのです、Tシャツ)に衣装換え。
新しいテーマソングを、なんと、歌ってました。
勇気のカタチ 〜私を変えてくれたあなたへ〜という今度の歌は、
サビ以外の詞を、歌う人の人生に合わせてアレンジしてある、
というオリジナルっぽいもの。誰かに向けて歌う、ということで
タッキー&翼が相手に向かって歌ったりするのはかわいかった。
そのアイドルたちと一緒にステージに上がる、橋下先生。
カラオケが大好きという北村先生も一緒で、先に歌います。

♪気も合わないし 酒臭いし 顔も見たくない
だけどケンカの相手としてはなかなか骨があるー
ツンデレの北村先生にぴったりの「丸山先生に贈る歌」でした。
歌も、カラオケ慣れしてる感じ。そして橋下先生の番。体をゆすって
ノリノリ。
「これでもしも、歌がめちゃくちゃうまかったら、どうしよう・・・!」
歌手とかは別ですが、私は、カラオケがうますぎる男の人って
あんまり好きじゃないんです。そんなとこ器用でどうする!っていうか
ちょっとぎこちなくテレつつ歌うような感じが好き。
先生は、7人のお子さんたちに向けて、ということで歌い出しました。

♪辛いときにも力をあわせ 7人で乗り切れ
多けりゃ多いほうがいいから

ここで、画面の字幕は「2~3人増えるかも~」となってましたが

先生は ♪もひとり増えるかも~ と歌い
勝手に予定になかった感じのセリフ「ママ、もうひとりおねが~い!」と
叫んでシメました。歌はほのぼのとフツーぽく、しかしちゃっかりアドリブ、
やっぱり、いいな。

というわけで、グランドフィナーレでの歌も堪能、行列でマラソンの
欽ちゃんがゴールして、今年の24時間テレビも終わったのでした。

「太陽のあぶない西部警察踊る純情派」2006年1月1日オンエア
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by tohko_h | 2007-08-25 17:35 | HashimotoGovernment