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敢えてタイトルは秘す。

先日読み終えたミステリー。

「犯人は、実は自分(探偵役)でした・・・」という衝撃の結末にポカーン。

そりゃ、当たらないってば。

ミステリ小説の世界には「こりゃやっちゃいかんでしょう」という定義みたいな
ものがある。

たとえば、「ノックスの十戒」(ノックスは、英国の聖職者で、作家)

①犯人は物語の当初に登場していなければならない

②探偵方法に超自然能力を用いてはならない

③犯行現場に秘密の抜け穴・通路が二つ以上あってはならない

④未発見の毒薬、難解な科学的説明を要する機械を犯行に用いてはならない

⑤中国人を登場させてはならない(単なる差別からではなく、ノックスら英国人を
含む西洋人向けの法則で、西洋人から見るとアジアの人の顔は区別がつかないから
たとえば、現場で目撃された中国人Aと真犯人Bが見分けがつかなかった、という
トリックもOKになっちゃうからやめとけってことらしいという説もあれば、中国人は
ミステリアスで神秘的な力を使うので、ファンタジー的なトリックがありになっちゃう
のはよくないってことでダメとしてるという説もあるらしい)

⑥探偵は、偶然や第六感によって事件を解決してはならない

⑦変装して登場人物を騙す場合を除き、探偵自身が犯人であってはならない ←!!!

⑧探偵は読者に提示していない手がかりによって解決してはならない

⑨“ワトスン役”は自分の判断を全て読者に知らせねばならない

⑩双子・一人二役は予め読者に知らされなければならない


ヴァン・ダインの二十則の中にも、
探偵自身、あるいは捜査員の一人が突然犯人に急変してはいけない。
これは恥知らずのペテンである。

と書いてある。

でも、推理小説も出尽くして、これらのルールに適当に触れないと、「やられた!」
みたいな小説はなかなか書けないんでしょうね。


しかし「相棒」は、結構これらのミステリーの法則をあっさり無視して名作をたくさん
生みだしてる気がする…
by tohko_h | 2010-11-08 12:53 | reading