お気に入り以上行きつけ未満。
2011年 01月 27日私の世代だと、40の声が聞こえてきてもまだまだ旺盛に肉好きを公言し
夜中の焼肉などで現役肉食人として活躍中のものも多い。
というわけで、私も、カロリーとか気にしなければ(美容的っていうかぼちぼち
健康も考えた上で)いけない!と思いつつ。
…レストランで「じゃ、メインは何にしますか?」という場面で、たいてい肉を選ぶ。
しかし、選択肢が多く「豚、鶏、牛、どれもありますよ」とか言われると、悩む。
どれも好きだから。更に羊もある、とか言われたらどうするよ、って感じ。
札幌育ちなので、遠足と言えばジンギスカンだったりしたので、羊肉に全く
抵抗がないのだ。あの甘さとか乳っぽいケモノのかほり、大好き。
しかし、このお店に来ると迷わずに済むんだな。
タスキーニャ・カラヴェーラ。
銀座のポルトガル料理である。
かつて、赤坂で高級すぎるポルトガル料理屋に行き「ひとりお肉ひときれ」というシビアな
宴を経験したこともあるが、ここのお店は、リーズナブルで、安心して大食いスイッチを
ONにしても訪れることができる。
カタプラーナ鍋という魚介をぐつぐつさせたなべものとか、干しだらとジャガイモの
料理など、海の幸メニューにも魅惑的なものが多いのだが、ここに来るとついつい
「ミックスグリル」を推奨してしまう。イベリコぶた、チキン、そして羊のローストに
焼き野菜もどっさりもりつけられてきて、その香ばしさと肉汁世界にひたる喜びと
いったら・・・!
奥は、干しタラ入りコロッケで、手前は白子のマリネ。ワインがあっというまに
ふたりで1ボトルペースで空く、魔性のお店です。
どうやら、また、近いうちに行けそうな予感!ていうか、行ってきます!
毎回違う人たちと行くので、次回こそ魚介に行くのか、やはり肉モノに走るのか、
どれくらい飲むのか、などなど、ときめきが止まらないのです。
私は食べ物に関しては保守的で、あまり珍しいスパイスとか癖の強い食材は
たぶん得意じゃない方だと思うんだけど、そんな「庶民ジャパニーズ仕様」の
私の味覚にもなぜかしっくりくるんですよね、ポルトガル料理。ちょっと珍しい
ものを食べてみたい気分だけど外すのが怖い、という時の選択肢として
人を誘いやすいし、ちょっと目先も変わるし美味しいので、ちょくちょく行くと
思います!