映画「シャンハイ」

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「しゃべくり007」に渡辺謙が来て宣伝してたので気になってたのと、
前に別の映画を観に行ったときにスクリーンで観た予告が印象的だった
こともあり、観てきました、「シャンハイ」
アメリカと中国の共同制作で、メインどころの役柄と配役は、こんな感じ。


ジョン・キューザック(米国)⇒ポールソームズ。
                  アメリカの諜報員。同僚の死の真相を調査するために、
                  新聞記者になりすまして上海に乗りこんできたが…

           
チョウ・ユンファ(香港)⇒アンソニー・ランティン。
               上海の暗黒街に生きる大物。日本軍と裏取引をしている。
               

コン・リー(中国)⇒アンナ・ランティン。
            アンソニーの妻。政治家の父を日本軍に殺されて反日運動に
            のめり込んでいく。

渡辺謙(日本)⇒タナカ。
          日本軍の諜報部におり、軍部において大きな力を持っている。
          バツイチ。2度目の恋を恐れている。

菊地凛子(日本)⇒スミコ。亡き米国諜報部員の愛人。阿片でボロボロになっているが
            どこかミステリアスな一面も。



お話としては、米国からやってきた主人公が、同僚の死の真相(何かを知りすぎて
殺されたらしい??)を調査する中で知り合った美貌の人妻・アンナに心惹かれ、
危険な任務と危険な恋愛がどんどん進んでいくというミステリアスな感じ。
前半はケン・ワタナベの見せ場は少なく、コン・リーの美しすぎる脚と濃すぎるメイクと
(でも銀のチャイナドレスとか着るにはそれくらいがいいんだよねきっと)そして
女でも目が行く胸の谷間がやたらきになったりもしたけれど、サスペンスな展開が
いきなり加速する中盤以降は、もうあっという間。そういう意味ではペース配分が
イマイチな映画かもしれない。


まあ、謎とき部分だけに注目するとB級映画とか2時間ドラマとさほど変わらない
シンプルなプロットではあるのですが、そこに、1941年、太平洋戦争開戦直前と
言う時代背景と、その時代の、租界(各国が上海に置いた外国人居留地)の雰囲気、
そしてジャズ、という道具立てがドラマを盛り上げます。

歴史ロマン!というほどの重みは無く、どちらかというと、「風と共に去りぬ」
みたいに、激動の歴史の中で男と女が愛憎をむき出しにしていく姿が生々しい
恋愛大河映画といったおもむきでありました。

時代柄、上海のあちこちで乱暴狼藉を働く日本軍、という描写がちまちま挿入されて
おり、「パール・ハーバー」ほどじゃないけど、日本人が見ててむむむ、と思うところも
あるようなないような。

でも!

この役のために(軍人は硬めの英語でしゃべったはずだと自発的に)イギリス風の
英語のレッスンをして準備した渡辺謙も、生意気そうでたくましそうなイメージが
あった菊地凛子の薄倖な女性像も見事で、そこは、日本人として胸を張れました。
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by tohko_h | 2011-08-23 15:56 | watching