映画「うさぎドロップス」

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松ケン演じる若い男の子が、祖父の隠し子(芦田愛菜ちゃん)を預かって一緒に暮らす
決意をしたところから始まる笑いと涙とラブいっぱいのエンタテイメント映画。

松ケンといえば「マンガ原作」「すごい設定でもなりきる」という、憑依型の役者さん、
というイメージがあったのですが、今回は、フツーの会社員が、アクシデント的に
ちっちゃい子と向き合ってじたばたする、という役どころで、それでも、やっぱり
魅力的なのでした。

芦田愛菜ちゃんは、今回、シナリオを渡されず「ここは、こういう場面だから、どんな
気持ちになるかな」と一緒に考えながらシーンを作る、という演出をつけられたらしく、
とても自然な感じがしました(最近、バラエティとかだと「ちゃんとしすぎてる、この子…」
というあやうさが逆にあったんだけど、この映画の中の彼女はいきいきと可愛く
弾けてました)。

しかし、今をときめく人気子役の映画ってことで、しかもうっかり日曜日の朝に、
片田舎のシネコンに観に行っちゃったもので、子供客が多い多い。隣の席には
CMのときからお母さんにしゃべりかけっぱなしのおませな4~5歳女子が着席。
本篇が始まっても「ねー、この人(いろいろな俳優さんを指さして)って、あのドラマに
でてたよね」とか、そんな確認は帰宅後にパンフレットでしてくれよ的にべちゃべちゃと
うるさいまま。そして母親は注意するでもなく、スクリーンに集中。松ケンのアップに
なると前に乗り出して、子供がしゃべりかけても気づかず…なるほど。私は誤解してました。

×芦田愛菜ちゃんを観たがる子供と、仕方なく連れてきたお母さん
○松ケンを観たがるお母さんと「愛菜ちゃん観たいでしょ」とか言われて連れて
こられたかわいそうなコドモ←こっちが正解だったらしいです・・・

私自身、映画の中で愛菜ちゃんがけなげにいろいろ頑張る姿を見て、可愛いー!
とか思いつつ、それと同時に「隣の子供、ウザっ」と思っていたのも事実で。
なんというか、心せまいなあ私、と思いました。
さすがにもう1度改めて夜の上映とかを観に行こうとまでは思いませんでしたが…
かなり集中力をそがれながら観たのは事実です(実際、隣のお嬢さんに2度ほど
「しー」と指立てて注意したけど聞いてくれやしなかったよ…)。

そんな、ちょっぴり面倒な環境で観たけれど、それでも面白い映画でした。
同じ保育園に子供を預けているママ友の香里奈も役にハマってたし、松ケン
演じるダイキチの実家の人たちの描写が物語に温かみとリアリティをほどよく
添えてました。

香里奈ってスタイル抜群で女優としてはきれいすぎるかなーと思うんだけど、
意外と「さえないOL」とか「いろいろ苦労が絶えない役」とか、地味なキャラも
好演できる器用さと賢さが感じられて、好きです。

しかし、愛菜ちゃんとたわむれる松ケンのかわいらしかったこと・・・

もう、いつ自分の子供を持ってもおかしくないのよね、そう、松ケンは人のもの…と、
映画本編の前に流れた予告編でヒロインとして登場した小雪の般若にも似た
ドヤ顔を思い出して、ちょっと失恋気分で劇場を後にしたのでした(笑)。
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by tohko_h | 2011-08-25 14:55 | watching