「境遇」湊かなえ

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「境遇」 湊かなえ
陽子と晴美。施設出身という同じ「境遇」が
きっかけで親友になったふたり。陽子は
県会議員の妻として、晴美は新聞記者として
それぞれの日常を生きていた。ところがある日、
陽子の一人息子が誘拐された。夫の選挙目前の
大切な時期ゆえ、有権者への影響を考えて警察にも
通報できずに苦しむ日々が始まる。性格的にも
記者という職業上でも頼りになる晴美に相談し、
犯人を探す決意をして動きだす陽子だが…


最近、グッと面白い作品が増えてきた湊かなえさんですが、この最新作は、
ちょっと微妙だったかも。とはいえ、朝日放送創立60周年記念スペシャルドラマの
原作である、ということで、いろいろ制約とか条件面とか、のびのびと描き下ろした
ものとは違う事情があるかもしれないので、単純に「いまいち」と評価を下して
しまってはいけない気がします。

ぶっちゃけ、推理力皆無の私が読んでいても、途中で「ああ、誘拐犯ってたぶん
この人だな」と分かっちゃうんですよ。なんとなく。で、そのあとは、答え合わせをする
感じで読みました。

ドラマ見なくてもいいかなーと思ったんだけど、陽子の夫の後援会長役で岸辺一徳が
出ると知り、見るしかない、に代わりました(現金)。
もしかしてこれ、先に、ドラマのサイトでキャスティングを確認して、そのイメージで
「どんな映像になるのかなー」と予習するつもりで読めばもうちょっと面白く読めたかも。
映像化ありき、の小説なんだから、そういう楽しみ方も、アリ、だったかもしれません。
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by tohko_h | 2011-10-14 18:08 | reading