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日曜サスペンス劇場 夫の秘密~1本の電話・の巻~

「俺を置いて3日間も他の男見に行って来て、満足?」と、カワイイことを
堂本光一くん鑑賞ツアーから帰って来た私に言ってくれた夫。

しかし、彼のほうが、とんでもない秘密を・・・抱えていたのです!

昨日の午後。
夫は休日出勤、私は家でひとりでボケボケと読書。
鳴った電話のベル。
大体、この時間帯だと何かの販売か、あるいはどっちかの親か(夫の親は
携帯より自宅に電話をくれることが多い)、と思いながら、出ました。すると・・・

「すいません、伊豆◎◎温泉の××荘ですが、□□□□(夫の名前)様の
明日のご宿泊の確認の電話をさせていただきたかったのですが・・・」


温泉旅館からでした。中高年の女性の落ち着いた声。

「…え? ××荘・・・?」

こ、これはもしかして・・・

夫の不倫旅行の宿ってやつ?


だって、私、あさって会社あるから、明日(18日月曜日=今日)から1泊なんて
できっこないし、第一、温泉行こうなんて誘われて無いもん!
漫画だったら「内緒で連れて行こうと思ってさ(にっこり)」とかもありえるけど
共働き家庭でそりゃないだろう、ということは一瞬で理性で判断できちゃって・・・
鼓動が早まるのが自分でも判りました。
持病の不整脈が!!!とか思いながら、ここで、動揺したことを、テキ(電話の相手)に
悟られたら負けだわ、何も聞き出せないわ、場合によってはアリバイとかも
ゲットして離婚訴訟のときに役立てないと・・・と、毎週「行列のできる法律相談所」を
見たり、橋下弁護士のモバイルサイトの相談コーナーを熟読していたため(?)
とりあえず、冷静なフリをしまして。

「あー、はいはい(さも知っていたような調子で(笑))。明日の宿の方ですね?
ちょっと、近くまで出てまして(本当は会社に行ってるのに)すぐに戻って来ると
思うんで…電話あったことお伝えしますけど。何か確認しておく事とかあります?」
明るく伝言を夫に伝えようとしている妻(同行する相手と思われてもいいように)を
装ってみました。
しかし、最初の「え?」が先方的にもピンと来たみたいで
「結構です、携帯にかけてみますから」と言って切られちゃった。

ぐ・・・完全な敗北。しかも旅館名、動揺してて覚えておくの忘れた!

私は、怒りに任せて、もうなるようになれなれ!と思い、夫の携帯に
電話をかけました。
留守電です。
旅館のおばちゃんと話をしてるんでしょうか。
おばちゃん「すみません、今、ご自宅にかけちゃって」
夫「…え?」
おばちゃん「奥さんびっくりさせちゃって。なんだかすみません」
夫「(顔にタテ線)」
みたいな展開を想像して、私のハラワタは煮えくりかえりました。

留守電に「今、伊豆の温泉旅館から、明日のあなたの宿泊の確認したいって
電話をもらったけど、誰といつ行くことにしてたの? 別の女の子連れて旅行の方が
私の名古屋行きなんかより酷いと思うんだけど…そんなこといったら、国体の野球
観にいっちゃうわよ!!」
と吹き込んだら、5分後、向こうからかかってきました。

夫「あとでウチに帰ってから言おうとおもったんだよ。ちょっとした飲み会のノリで
男4人で温泉行って麻雀とかちょっとコンパニオンくらい呼ぶかもしれないけど
まあ、飲み会みたいなことしようって・・・」
私「それを信じる女の人がいたら、世の中、弁護士と探偵いらなくなると思うよ」
夫「そうだけどさー。そうだ! これからさ、一緒に行くメンバーに連絡とって、
ホントに女の子と旅行とかじゃないって証言してもらうからさ、それでいいだろ?」
私「いいわけないでしょ? そんなの、アリバイ工作とかって余裕じゃない。あと、
そっちの男の人も、女連れで、お互いに愛人連れで愛の流刑地へGO!とか
行っちゃうんでしょ! バカじゃないの?」
夫「わかったわかった。今から帰って直接説明するから」
と、電話は切れました。

さあ、どうする?(オダジョーのCMのように、つづく)
by tohko_h | 2006-09-18 18:22 | happening