「マンマ・ミーア!」「ハイスクール・ミュージカル・ザ・ムービー」
2009年 02月 13日もっぱらお酒用語になってしまうのですが、今回は珍しく映画の梯子
なんかをしてみました。しかもミュージカル2本。なんか、頭を使わないで
シンプルに「楽しいーすごいーなんか元気でるー」みたいなのが
よかったので。
というわけで、某郊外のシネコンへ。映画といえばポップコーンも
捨てがたいけど、アメリカーンな気分でホットドッグにしてみました。
ビールも、と思ったけど途中でお手洗いに行きたくなるとつらいので我慢。
そんな風にして見た1本目はマンマ・ミーア!。
主演のメリルに近い年頃の(つまり60歳前後・・・メリル還暦なのね、
1949年生まれってことは)女性客が多かったです。アバの名曲を使った
ミュージカルです。
ギリシアの美しい島でホテル経営をする女性・ドナ(メリル)は、
ハタチの娘を抱えるシングルマザー。娘が島の若者と結婚することが
きまり、式の準備で大忙し。しかし娘=花嫁は、自分の父親を結婚式で
捜したくて、密かに招待状を出していた。若い日の母の日記に出てくる
3人の男たち…さらに、もともと歌手だったらしい母のバックコーラスの
パワフルなおばさまふたりも島に到着して、式へのドタバタが始まる!
というわけで、ある結婚式前日から、次の日の朝までの話です。
ホテルの経営難に困っているメリルは「マネー・マネー・マネー」を歌い、
切ない心をやりとりするカップルは「SOS」を歌う、という風に、歌詞と
シーンの内容が割と律儀にシンクロしてる感じ。予告で流れていた
桟橋で島中の女たちがノリノリで踊りながら「ダンシング・クイーン」を
皆で歌うシーンは、なんでか、曲もシーンも明るいのに泣けました。
アバの単純で親しみやすいメロディと、基本的にラテン気質っぽく
明るくてはっきりしたキャラクター。何も考えずに没頭できました。
しかし、二の腕少し鍛えておこうかなーと、メリルと仲間のシンガーの
おばさまのノースリーブ姿の凄味ある様子を見てちょっと考えて
しまったりも。ただ、芝居がうまいことに定評のあるメリルさんが
歌も歌えるとは知らなかったし、嫁ぐ娘への思いを歌い上げるシーンには
泣かされました。あ、「007」でクールな紳士イメージだったブロスナン氏の
初々しいミュージカルぶりも可愛かったです。
それが終わって1時間・・・今度はハイスクール・ミュージカル・ザ・ムービー。
ものすごく簡単にいうと、「ビバリーヒルズ高校白書」の世界が
ミュージカルに、みたいな感じ。アメリカのハイスクールライフを
写真の美男美女カップル(男子はバスケのスターで女子は数学の天才)を
中心に描くストーリー。バスケの試合シーンとか、プロムとか、大きな
学食を舞台にした群舞とか、皆が同じ振り付けで一斉にダンスするシーンの
揃いっぷりがともかくカッコいいし、一緒に口ずさみたくなる良い曲が多い!
最後の「ハイスクール・ミュージカル」のテーマみたいな曲とか最高。
テレビで先週パート1を見た時は、トロイ君(主役の男子)はちょっと
現代の子にしてはもっさりとした古臭いタイプだなーとか思ったんだけど
通して見ると、歌もダンスもどんどん良くなって、最後には「カッコいい!」と
フツーにキュンとしました。今、1と2のDVDがまとめて安いボックスで売られて
いるみたいで買おうかどうかちょっと考えちゃってます。それともサントラかなー。
(個人的にはふたりの出会いと自分探しがメインの1と、今回の進路決定と
プロムが見せ場の3はすごくよかったけど、夏休みのアルバイト先でのごたごたで
引っ張った感のある2はちょっとビミョーだったんだよね)。