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いたがき フルーツロール

旦那氏の誕生日に便乗して買ったいたがきのフルーツロール。
ちょっとティファニー風の包みなのがまた上品ですばらしい。
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中は、こんな感じ。既にはしっこからフルーツがのぞいてるのはすごい!
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切り口はこんな感じ。ふわっふわ系ケーキも好きですが、このしっとりと
密度のあるスポンジにクリームが控えめで、あくまでもメインは果物よ!と
いう感じも好きです。苦手なメロンもなんとなく食べてしまう。
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ところで、冬瓜とかきゅうりとかそのへんの瓜系は好物なんだけど、
メロンと西瓜は昔から好きじゃありません。

なので、何かおめでたい時に出てくるメロン(高級な和食屋さんの締めとかも
メロン率高し)と、夏の楽しいイベントについてくる西瓜(海や花火とセットな
イメージ)を周りと一緒に喜べないのが悲しい。

これって、みんなの人気者を「私はあの人好きじゃないなあ」って心の中で
ひそかに思っていて、その人が褒められる絶賛噂話の中でひとりでちょっと
居心地悪くなってる時の疎外感に似ている気がします。少数派の自分のほうが
悪い人みたいで。





自分が悪い人みたいでいやだったと言えば、この前、コンビニの前で
出会った車いすの男性とのやりとり。
お店の前はちょっとしたスロープ(上り)に なっていて、そこに、
近所の病院の入院患者らしい パジャマに車椅子の老人がやってきた。
で、店に 入ろうとした私を「あのー」って言って手招きした。

なんだか、無視したらすごく自分が意地の悪い人間に なってしまう、と、
正直、めんどくさいなあ(私は 知らない人とちょっとした会話をするのが
すごく苦手。 道を聞かれると半日気分がふさいじゃったりする)と
思いつつも思いきり義務感で「私ですか?」という風に
そちらの人の車椅子の近くまで駆け寄った。すると 、あごで
「ほれほれ」みたいな感じでコンビニのドアの方を指す。
言いたいことは分かったので、

「店まで車いすを押せばいいんですか?」と聞いたら黙ってうなずく。

これが、口の不自由な人ならしょうがないけど、最初に
「あのー」と私に声をかけてきてるわけで、それはあり得ない。

はっきりいって、(イヤだけど仕方ない。私が通りかかったのが
運が悪かった)と思いつつ、車いすを店の中まで押した。
「ここでいいですか?」と聞くと黙って自分の欲しいものの棚へ
移動していってしまった。

私は病院の人でも店員さんでもなくてただの居合わせた通行人。
他人の車椅子を押す義理はない、なんて反社会的なことは
言わないけど、「悪いけど押してもらえる?」くらいは言って
くれてもよかったんじゃないの?と、かなり不愉快でした。
ありがとう、もなかったです、ちなみに。

なんだろ、この不快感。と、そのあとむかむかしながら
考えたんだけど、

結局、あごでコンビニのドアを指す、というその人の行為は
「困っているので助けてほしい」というお願いじゃなくて
「店まで連れてけ」という命令(上からの)だったというところが
私の中の何かをきりきりさせたんだなーと思うんですよね。

「はい」「いいえ」「ありがとう」「すみません」この4つの言葉が
言えればたいていのコミュニュケーションは成立すると思うんですよ
(「ガラスの仮面」じゃないけど(笑))。

確かに、車椅子の老人とか重い荷物を持っている人というのは
社会通念上で「見かけたら助けてあげた方が良い人」です。それは
間違いないこと。でもでも、「助けろ」と命令モードで他人の好意を
むしりとるみたいな「すみません/ありがとう」なしっていうのは、
正直、マナー違反なんじゃないかな。

そんなことを考えて、イライラしすぎてコンビニで何も買わないで
そのまま出て行きました。

この頃、バス停とかタクシーの運転手さんとかマンションの管理人さんとかと
「世間話」をすることが楽しいな、と、少し「他人恐怖症」が改善されつつ
あったのですが、また、心によろいを着用する日々に戻ってしまいそうで
自分でも残念です。
by tohko_h | 2009-03-06 22:14 | eating&drinking