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「札幌学」岩中 祥史

「札幌学」岩中祥史
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著者は、編集プロダクションの社長であり、
自分の興味のままに国内の地理についての
著作(とくに出身地の名古屋のものとか)を
いくつか出している人らしいです。大学は
東京大学卒だそうで、札幌で暮らしたことは
ない著者ゆえに「客観的に札幌という土地の
特殊性をヨ冷静に見ていて面白い」と
思える部分と「ちょっと、実際に住んでいた
身としては違和感」という部分がありました。


なので、タイトルに「学」とついてますが、札幌に関するちょっとした肩の
こらないコラムとして読むのがよいかと思います。
北海道の高校には「札幌○○」とか「小樽▽▽」みたいに地名を
入れるところがほかの土地と比べて多いとか、春に行われる運動会に
かける札幌人のエネルギーはすごいとか、七夕にはハロウィンまがいの
イベント(近所の家を回ってわらべ唄を歌いお菓子をもらう)があるとか、
懐かしいものがたくさんありましたが、著者が言うほどジンギスカンって
市民は頻繁に食べてない気がするし(どっちかというとよそからお客が
来たらとりあえず「ビール園でも連れて行く?」って感じでしたよ私の実家は)、
ちょっと大げさだなあと思う部分も(そのへん「ケンミンショー」的な番組と
似てるかも)。

で、この著者、どうやら札幌の女性があまり好きじゃないみたい。
さばさばとしすぎていて情趣にかける、積極的に男性に告白して
結婚まで持ち込む(これについては、確かに「女子からのアタックや
アプローチ」は、多かった、かも・・・確かに)人も多いとか、なんか
「かわいくねーんだよ!」と言いたいのかしら、と思った箇所が
読んでいて何度かありました。

でも、実際、そう思ってる人、この著者以外にも多いのかも。私も「なんか
広くて歴史のない街で育った人特有のあっけらかんとしたところがあるね」的な
言われ方を、たまーにされます(その前は古都・奈良にも1年いたんだが・・・)。

といっても札幌を離れてもうすぐ20年(!)。
せいぜい、雪の降った日に「これくらいの雪で(センチ単位)電車遅れるなんて
東京弱すぎ!」とか内心思ったり、鋪道をヒールで歩きながら「雪道の
歩行ならおまかせ!」とか勝手に勝ち誇る程度の元札幌っこの私の札幌観も
かなり古びてるとは思います。私が札幌にいたときは「水曜どうでしょう」も
「よさこいソーラン」も、まだ無かったし←でも「よさこいソーラン」ってテレビで見てると
集団行動が苦手なせいかすっごく息苦しく見える。高知県のよさこい祭りで
地元出身の女優さん(広末)が楽しそうに踊ってるのはほほえましいと思って
ひそかに楽しみなんだけど。なんかヤンキーの更生みたいなのをやってる
鬚のおじさん先生のせいかしら(今村さんとか言う人)、なんか行ってみたいなーとか
そそられないんですよね。

あ、この本でびっくりしたのは、札幌のビール消費量は全国平均から見て
少し少ない程度だということ。ワインがよく売れるようです。冬は寒いから
冷たいビールを飲む人が減るからじゃないかと著者はデータを分析して
いました。そうかなー(だって室内の暖かさはすごいですよ、冬の札幌)。
単純に若い人のビール離れとかが原因の気もします、個人的には。
by tohko_h | 2009-03-03 11:52 | reading