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映画「鑑識・米沢守の事件簿」

脇役のスピンオフなんて、ますます「踊る大捜査線」みたいじゃないのー?と
思いつつ、映画館のレイトショーで見てきました、「鑑識・米沢守の事件簿」

特命係に対してこっそり鑑識結果を流してくれる米沢さんが、自分の別れた妻に
そっくりな女性を捜査のときに見かけるのだけど、彼女は死んでしまう。しかも
服毒自殺だという。そこに飛び込んできた所轄の熱血刑事・相原(萩原聖人)。
「これは、僕の別れた妻だ」という相原。そして彼は言う。「彼女が自殺なんて
するわけない。だって、僕に相談事をするために会いたいと言っていたのだから」。
その一言を聞き、妻にそっくりだった女性が被害者ということもあり、本庁と所轄の
枠を超えて、米沢は、相原に協力することになる。

そう、この話は、「相棒」の原点っぽい「共通項があんまりないミスマッチな
ふたりが、ちぐはぐながらも捜査を通してだんだん心が通じていく」という部分を
鑑識さん役の六角さんと、相原刑事役の萩原聖人さんが丁寧に演じていて、
前回の大味だった相棒・ザ・ムービーよりも人間ドラマとしての深みがあって、
華やかな場面があるわけでもないのに、とても素敵な作品になっていた。

自殺と警察が1度判断したものを、殺人事件として捜査を続行しようとして
止められる米沢と相原…このへんは、まさに最近、ちょっと警視庁の中でも
認められてるフシがある特命係の昔の姿みたいで見ごたえがある。
別れた妻の顔が似ていて名前も偶然同じだった、という本人たちにとっては
切実な共通点のみによって結ばれたふたりの地道な捜査と、ぶつかり合いと
分かりあうまでの道のりが清々しくていい映画だった。変な意味じゃなくて、
男同士っていいな、みたいな後味も素敵。
レギュラー総出演の中、ゲストとして登場した萩原さんも見事にハマっていて
そういえばこの人演技派とか言われてたなあ、いい役者さんだな、と思いました。
エレカシの主題歌とエンドロールも必見です。
by tohko_h | 2009-04-06 16:13 | watching