イヤな自分と素敵なあの人。
2009年 04月 06日夫婦仲がビミョーになるというのが恒例だったのだけど。
今年の春は、私の方が精神状態が、悪い。
旦那氏のほうは、水を得た魚のように、仕事に遊び(変な意味じゃなくて)に
アクティブで生き生きしている。元気がよさそうだ(彼は心身の調子が
悪いと肌荒れがひどくなったりするし結構分かりやすい)。
それはすごくすごく嬉しいのだけど。
なんてのかなー、自分が世間でいちばんバカで可愛くなくてしょうもなくて、
今死んでも誰も困らないレベルの人間だな、とウツウツしている。
楽しく遊んでいても、一生懸命働いていても、頭の片隅で、「でも、
私には、価値がない」という暗い一文が点滅している。そして
「誰と比べても、何もかも、劣っている」という結論に吸い込まれていきそうに
なる。
これが、単なる劣等感ならいいんだけど(よくないけど!)、私の場合、
なんだろう、偏差値輪切り世代の弊害か、単なる「劣等感は強いくせに
負けは嫌い」という困った性質のせいか、その手の「自分は最低」っていう
発想が、もっと醜い方向に行ってしまう。
「人に羨ましがられたい。あの人いいなーって思われたい」と、
心の深いところで強く望んでいる自分がいる。書いていていやになるけど。
周囲の人が皆素敵に見えて、皆がうらやましくて、と自覚すると同時に
「逆に私が何かで人に羨まれたり、あの人みたいになりたいな!と憧れ
られる日はこないよね・・・」といじけてしまってる。あーやだやだ。
みたいな話を、思わず家で愚痴ってしまったら、普段だったらそんな愚痴を
言ったとたんに説教しそうな旦那氏は笑ってこう言った。
「大丈夫だよ~。俺の嫁ってことで世間的にうらやましがられるように
そのうちなるから(笑)。今だってきっとそういう人いるって」
私の売りはそれかい(笑)!と、喜んでいいのかもっと落ち込んでいいのか
わからなくなり・・・私の理想のカップルとか結婚って、お互いひとりでも
生活ができて、魅力もあって、ひとりでも生きていけるんだけど、でも
あえてふたりでいる面倒を引き受けてます、という状態なんですね。
それでいうと「○○の妻」として初めてアリっていう女にはなりたくないわけです。
まあもちろん、モテさん渾身の冗談だと思うんだけど、でも実際、そのほかに
私でよかったーって思うことないかも、とそれからまたぐじぐじしてます(苦笑)。
昔、かなわない恋愛に苦しんでいたときは「あの人の彼女になれれば、あとは
何にもいらない!」と本気で思っていたのに、ある意味ぜいたく病なのかも。
生まれたのも春だし、東京は桜も咲いていて綺麗だし、仕事が忙しくて
部屋が散らかっていても旦那氏は我慢して怒らないで話聞いてくれるし、
いいことづくめの季節なのに、不安ばっかりになるのは、やはり、18年前に
東京にないないづくしで出てきた当時の刷りこみ系トラウマでもあるのかしら。