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おじいちゃんに、似てきちゃったのかな(笑)。

私が楽天の田中くんをひいきにしてるのは、あの凄い投球も勿論あるんだけど、
学生時代から野球の世界ではチヤホヤされてきた人なのに、なんだか
凄くバランス感覚が良くて、先輩に可愛がられるようなキャラクターってのも大きい。
なんとなくだけど、甲子園で優勝してたら、ここまで好きじゃなかったかも
(別に優勝した斎藤君が好きじゃないってことじゃなくて、あのときの
駒大苫小牧って凄すぎたので、そこのエースでプロ入り1年目から活躍って
いうのだとできすぎって感じがしてね。負けを知った男の子ってのもいいものです)。

というわけで、気のいいエースだけどマウンドでは意地悪なボールばっかり、
みたいなところがお気に入りなので、試合以外で冷たいコメントとかされると
ええっって思っちゃうんですよね。

一昨日のスポニチで「5月20日の対ヤクルト戦(交流戦田中くん初登板)で
相手の由規投手(仙台出身。楽天が第一希望だったがドラフトくじ引きで
ヤクルトに。北海道の日ハムに望まれながらドラフトで楽天の人になった
田中君のプロ入りのいきさつにも通じる。154キロを記録したこともある速球派)が
「地元仙台で、憧れの田中さんと投げ合える!(予告先発こそないものの、
ローテ的にほぼ間違いなくそうなるといわれていた)」と燃えているらしい、と
記者に伝えられた田中くんは、スポニチによるとこう言ったそうだ。

「ぼくには誰と投げ合うかはわからないですから。由規は燃えている?
 勝手に燃えればいいじゃないですか」



ええっ、ちょっと冷たくないかい? 田中くん!
しかも記事によると、由規投手は、高校時代から1学年上の田中くんに憧れて
一緒に写真まで撮ってもらったくらいの大ファンらしいのです。それを
そんなにそっけなくあしらわなくても・・・もしも対決になったらがんばりましょうとか
言っておけばいいじゃん!と、なんかもやもやとしておりました。
実際、ネットでも「マーくんも調子に乗ってきたのかな?」とか叩かれてたし
(ヤクルトファンにしたら面白く無いコメントだよね・・・)。

で、実際に昨日、その由規投手とすばらしい投げ合いを演じ、被弾したのは
たったの2安打、という「準完全試合(野村監督コメントより)」をものにして
完封勝利をおさめたあとの、田中くんのコメントは、こうだった・・・

「予告先発ではないから(前日まで)素っ気ないコメントしか
出せなかったけど、すごく楽しみでした」(産経新聞)

「由規君がいい投球をしていたので、僕も集中できた。
完封できたのは彼のおかげ」(サンケイスポーツ)


なんか、このコメントのツンデレぷりって、野村監督に似てきたような(笑)。

その野村監督も、相手方の由規投手へもエールを送るようなコメントを出している。

「ファンは複雑な心境じゃない? マー君にも由規にも勝ってほしいだろうし。
由規は聞くところによると、楽天に来たかったようだけど、ウチに来てたら
いい投手陣ができてたのにな」


こういうときの野村さんはいいなーと思う、ちょっと斜めなコメント含めて(笑)。

ちなみに、由規投手のけがのケアについて指導してあげていたのは、
ヤクルトの山部太二軍コーチ…そう、野村ヤクルト時代にNTTから93年
ドラフト1位で入り、石井一久とかあのへんの世代とともに活躍していた彼です。

なんか、こういう、因縁話というか、ご縁がちまちまとつながってる感も、
プロ野球って面白いな~と、つくづく思います。
そういう意味でも交流戦って見ごたえあって好きだし、オールスターもなんとか
存続してほしい(なんかスポンサーが見つからないとかで危ないんだっけ?)と
思ってます。
こうやって若い選手がどんどん一軍で戦力としてばしばしやってるのを見ると
(この前勝ったロッテ大峰君も、ドラフトで行きたいチームに行け無くて泣いてた
頃を思えば大きくなったな~とか)、斎藤君がプロ入りしたとき、どのへんの
位置に来るんだろうか、どれくらい投げられるんだろうか、と、楽しみなような
不安なような・・・

なんて、もうそのへんの若い選手だと、私、選手本人より親御さんと年が
近かったりするんだけどね(笑)。
by tohko_h | 2009-05-21 12:29 | baseball