「恋愛、大好きですが、何か?」「恋愛迷子」
2009年 11月 22日われながらめずらしい(笑)。
「恋愛、大好きですが、何か?」 中園ミホ
「anego」や「ハケンの品格」「Age35」
などのヒットドラマのシナリオライター
中園さんのエッセイ。帯の推薦文は
林真理子さん。シナリオも面白いけど、
特技が四柱推命ってことで、占いネタも
多い。占い嫌いな私もちょっと興味を
持ってしまうほど面白かった。眉頭の
毛がぴんと立ってるとお金が入ってくる
前兆らしいですよ! 「ハケン」関連で
小泉孝太郎さんや大泉洋さんの素敵な
エピソードも出てくる(どちらも好感度UP)。
「恋愛迷子」 小山内初枝
ちょっとタイトルが演歌っぽいのが
ひっかかりますが、実にリアルな感じの
小説。31歳のヒロインは仕事もあり、
彼氏もいて、平凡に幸福な部類の日々を
送っているのだけど、恋はいつか終わるし、
自分は誰からも最終的には見捨てられる、
と、暗い未来予想図を胸に抱いている。
このどんより感、他人事じゃなかった。
だからこそ彼氏に対する甘え方が
甘えをこえて執着の域に行っちゃったり、
合わなくなった友達と惰性で会ったりする。
そんな彼女が「迷子」じゃなくなるのかどうか、
単調な小説なのに最後まで気になっちゃった。
ちなみにたまたま、市川海老蔵氏の報道がある前から歌舞伎小説を数冊
そろえて読み込んでいたのですが、思わず、宮尾登美子の「きのね」
(エビゾウさんの祖父の妻…おばあさんがモデルの小説。女中から妻になり
苦労と忍従の日々を送った一生を描いたもの。朝日新聞で昔連載してました)を
アマゾンで追加おとりよせしちゃいました。ミーハー!