本屋大賞2010年
2010年 01月 22日読んだことがあるのが何割か確認してみました。
「1Q84」村上春樹(新潮社) ○
「神様のカルテ」夏川草介(小学館)
「神去なあなあ日常」三浦しをん(徳間書店) ○
「植物図鑑」有川浩(角川書店)
「新参者」東野圭吾(講談社) ○
「天地明察」冲方丁(角川書店)
「猫を抱いて象と泳ぐ」小川洋子(文藝春秋)
「船に乗れ!」藤谷治(ジャイブ) ○
「ヘヴン」川上未映子(講談社)
「横道世之介」吉田修一(毎日新聞社) ○
10作品中、ちょうど5作品…半分読んでます。
書店員さんにとっては、私はたぶん「よいお客」の部類なのかも。
(ただ、個人的には「書店員さんが売りたい本」っていう冠は
あまり魅力的に思えないのです。それぞれ好きな本はあれど、
どんな本でも売りたい、というのが本来の仕事からいって
まっとうな気がするし)
こういうときって「すでにたくさん売れてる」ものには、賞を
あげない気がします。で、東野圭吾と村上春樹は除外。
賞の名前をつけるより、作家の名前でふつうに売れるから
むしろ、なまじ妙な帯とかつけて盛りたて無くても、と思う。
で、「たくさん売りたい」んだろうなーと考えると、ここは
全3巻の「船に乗れ!」が最有力候補なんじゃないかと
思います。実際、「一瞬の風になれ」(全3巻)も、「風が強く
吹いている」や「名もなき毒」を抑えてこの賞をゲットした、
という実績がありますしねー。
単純にいって、1冊ものの3倍、とはいかなくても、まあ、
倍くらいは見込めそうだし。
そして、なんとなく、本屋大賞と「王様のブランチの本コーナー」に
注目して本屋に行く人って、層が近い気がする。って時点で
ブランチ大プッシュだった「船に乗れ!」しか、すでにありえない
という気さえしてきます。
個人的には、読んだ範囲で言うと、吉田修一の「横道~」が
一押しですが、だいたいこの賞に私のイチオシが選ばれたこと、
ないので、たぶん、それはないかと見ております(笑)。