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2007年 09月 19日 ( 1 )

雑誌「サイゾー」の今月号は面白そうだった。

特集その1が「人気マンガの罪と罰」で、その2が「弁護士たちはどうして
テレビに出たがるのか?」~あのイケメン弁護士が赤裸々告白~・・・

「メディアと弁護士」の関係についてぶっちゃけインタビューって
ことは、きっときっと橋下先生よね、と、中身を確認せずに購入。

インタビューに答えてたのは、「行列」の若手特集にたまに
出ている、借金の整理が専門の別の弁護士さんでした。
まあ、イケメンっていうのは主観だから(小栗旬を巷がいくら
イケメンと呼びイケメン役を演じているのを見てもどうしても
そう思えず過ぎ去る日々)いいとしても、そんなに語るほど
メディア出演、してるっけ?(スパモニ!には出てらっしゃいますが)

まあ、勝手に「イケメン弁護士が赤裸々」だけで、橋下弁護士だと
思い込んだ私がうかつだった。
♪雑誌のページの前でー 泣かないでくださいー
そこに彼はいません 語ってなんか いません~
というわけで、せっかくなので、その弁護士さんのインタビューを読んでみる。
前半は「司法試験に受かるまで」の話。後半が弁護士業にとって
メディアに出るっていうことはどうなんだ、みたいな話だったんですが。

弁護士さん「メディアへの露出はすべてブランディング(ここでは
「テレビに出た信頼・安心のもてる弁護士」というイメージを
自分ブランドに付与したいということらしい。前後の文脈からいうと)の
一貫です。なのでそういう効果のない番組には出ません。
バラエティとかは考えられません」(←紳助さんは「行列」をバラエティだと
思ってるんじゃないだろうか・・・フツーに)。
インタビュアー「橋下弁護士のようになんでもかんでも出ることは
ないと?」←そ、そこまで言わなくても・・・
弁護士さん「橋下さんは、知名度は高くなったけど、ブランディングという
面では上手くいってると思えません」

…いや、ちょっと待て。橋下弁護士が有名になっていくにつれて
(そして「行列」の人気がどんどん高騰していくにつれて)
若手の弁護士で面白い人いないかな、っていろいろな若手にも
声がかかるようになって、その中のひとりがそこまで言うのって
正直無しでしょう。「弁護士がこんなことまで言う?」という
小気味よさとかそういう新しさ、前例のないところに道を作った人に
対してなんでそんなこと言えるんだろう。実際、おなじ記事の中に
橋下VS八代VS石丸(あ、書いちゃった。全員敬称略)の
3弁護士比較みたいなコラムや一般人への聞き取り調査みたいなのが
載ってたけど、賛否以前に、彼のことを知らない人のほうが
多かったようだし。ブランドどころか、本人もまだ新規参入くんじゃない。

あ、でも記事全体は「アメリカには「行列」みたいな法律番組が
なぜないか?」とか「北村弁護士が引き受けた意外な訴訟」とか
結構面白かったです。

さて、ここまでが一応前座(笑)。

メインの漫画特集で、面白かったことと感動したこと。

笑ったのは…なんとなくやおいチックって言うか、男の子同士が
仲よさすぎてあぶない!と一部で言われている(と雑誌には
書いてあった。そうかなー)高校野球マンガ「おおきく振りかぶって」
(ひぐちアサ作。面白いよ!)をゲイ雑誌「薔薇族」の編集長に
読んでもらい、感想を聞いたらという記事で・・・その編集長が言ったこと。

「ゲイの間では殆ど盛り上がってないみたいだよ。
ゲイは野球が嫌いなんだ。露出が少ないから。
レスリングとか陸上競技とか、体を露出する競技が好きだと思う」
なんて直接的な!!!
でも、桑田と清原の愛憎劇とか、なかなか男の昼ドラみたいで
濃厚でいいと思うんだけどな、ユニフォーム着てても。
いや、「露出が少ないから」という明確な理由づけにウケた・・・
これから、何かを見るときに「これは露出が少ないからゲイには
受けないかー」とか思っちゃいそうな自分・・・。

そして、しみじみうなずきつつ感動したのは、週刊少年ジャ○プが
600数十万部という最高記録を突破したときのカリスマ編集長の言葉。

「最近の漫画雑誌はカタログ化していて、読者は、好きな作品だけ
立ち読みして単行本を買う流れになっている。『今、この雑誌を
買わなければ、二度とこの楽しさは味わえない』、そんな雑誌作りが
必要ですね」


私は現在雑誌の仕事をしてないんだけど、確かに、昔、発売日を
待ち構えるようにして「りぼん」を買っていたときはそういう気持ちだった。
地方に住んでいるので、ジャンプが売り切れてどうしよう、と
クラスの男の子が途方にくれていたのも見たことがある。
そういう「雑誌をずっと読んでる楽しさ」を提供しつづけるって
かなり難しいんですが(コミックヨシモトも3ヶ月で終わっちゃったし
そういえば)、だからこそ、それが出来たっていうのはすごいことだと
思いました。「今買わなければ」と思わせる本作り、というのは
ひとつの目指すべき指針かもしれません。
by tohko_h | 2007-09-19 12:52 | reading