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2008年 06月 01日 ( 2 )

「荒野」 桜庭一樹

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「荒野」 桜庭一樹
今週発売の写真誌を見て、
「中居くんもか~」と、木村さんについで
日本男児の、ヤンキー女子好き遺伝子の
色濃さを再確認させられて、なんとなーく
むにゃむにゃすごしておりました。
中居さんだと、リアルさが半端ないと
いうか、真夜中のドンキホーテあたりで
「これ安くね?」「買うべー」という会話を
しているところまで、見たこと無いのに
見たことある気がしちゃうのでした。


そーか、そんなヤンキー女子がモテるのかよ、とやさぐれつつ
手にしたのが、桜庭一樹の新作の小説です。
山野内荒野(やまのうち・こうや)という、野性味あふれる名前と、
それに反して 黒髪で色白、目鼻立ちのこぢんまりした和風の顔を
持った少女がヒロイン。隠れ巨乳という設定は、ライトノベル出身の
桜庭さんらしいファンサービスなんだろうか。物語は、この荒野が
中学校に入学するころから始まります。
女たちと逢瀬を繰り返しそれをネタに小説を書く恋愛小説家の父親。
ガリガリに痩せた色気はないけれど魅力的な家政婦さん。
このふたりとの静かな暮らしから、にぎやかな学校生活へ。本人は
地味な荒野だけど、親しくなったのは、クラスでいちばん人気の目の
パッチリした美少女と、ショートカットの似合う活発な陸上少女。
こんなアンバランスな3人だけど、なぜか気が合い深まる友情。
そして、そっけなくされるほど気になってしまうあの男の子…
今の時代だったらすぐに 「私、彼が好きなのね!」と恋愛モードに
突入してしまうと思うんだけど、この小説の面白くて奥ゆかしいところは、
荒野が「恋って何?」と考えたり立ち止まったりして、なかなか
恋が始まらないという点にあります、そのもどかしさを楽しむのが楽しい。
読んでるこっちはいい年なので(な、なんて清純な。そんなボケボケしてるのって
愚鈍じゃないの?)とちょっとイジワルな目線にもなっちゃうんだけど、
考えたら、初恋って、人生初の大イベントなんだから、それが恋なのか
よく分からなくて、曖昧模糊としたところから始まるんだよなーという
説得力がありました。

奔放な父の恋愛騒動に巻き込まれて、大人のディープな色恋沙汰を
横目に見ながらマイペースで成長していく 荒野の姿は、すがすがしくて、
どこか図太くもあって、十代の女の子ってこうだったかも、と読んでいるうちに
ハマってきました。

普段だとすこし苛立つ、(わざとなんだろうけど)舌足らずな著者の文体が
十代の少女が戸惑いつつ成長していく、というお話のテーマとフィット
していて、割と読みやすかったです。今まで読んだ桜庭作品の中で
いちばん抵抗なく最後まで読めました。

また、舞台が鎌倉だったり、少女たちが買い食いするおやつ、お正月に
着せてもらう着物、一生懸命考える洋服、など、少女小説に欠かせない
「服や食べ物の執拗なまでの描写」もきちんと盛り込まれており、
ライトノベルでも大人の文芸でもなく、古きよき日のコバルト的な
(唯川恵や山本文緒がいたころの)少女小説の王道だ!と思いました。
by tohko_h | 2008-06-01 22:34 | reading

値上げ予定アイテム。

品不足のバターについで、チーズも値上げするらしい。
更に、魚肉ソーセージも高くなるとか・・・明日から何を食べれば
いいんだろう。魚肉ソーセージは心の支えなのに…
(生食が圧倒的に多いが、キャベツといためるのも好き)。

旦那氏と「こういうときこそ、値段が上がってない米とたまごを中心に
和食を楽しむ文化を根付かせるのもいいかもね。日本らしい食育を
実践するチャンスって思えばいいかもよ?」と話したりもした。

しかし、今夜の夕食は、チーズ値上げ前に!と、台から旦那氏がこねた
ピザ。タマネギスライス、レタス山盛りみじん切り、茄子スライス、そして
アンチョビがのっかった豪華版。思い切りイタリアン・・・このピザのできが
素晴らしくて、写真をとり損ねたのが残念…

切実なところでいうと・・・

ハーゲンダッツのアイスが、1個あたり10~40円値上げだとか!
by tohko_h | 2008-06-01 00:30 | NEWS