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2009年 08月 05日 ( 2 )

先日、伊勢丹でネット通販にて入手してみたアイシャドウ
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これは、ゲランの2009年の秋コレクションです。
8月1日の全国発売にさきがけてうめだ阪急と伊勢丹新宿で発売。

秋らしいプラム色とかあたたかみのあるカラーがそろってます。
早速使ってみたけどオレンジ系のところが・・・難易度高っ。
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以前、オレンジ色のマットなリップグロスを塗ったら「ナポリタンを食べて
ふかずにケチャップそのまんま」みたいな色になっちゃったけど、
目もとでもケチャップ感が…もっとシックになるように塗り方を研究せねば。
ほんとはカーキ系のほうがよかったかな、とちょっと既にくじけつつあるんだけど
手持ちの茶系ばっかり塗ってるのはいかん!と気合で買ったので
気長につきあってみます。

ところで2ヶ月ほど前にかけたまつげパーマ、
モテさんには不評でほんとうにののしられたのですが、もうすぐ彼、出張が
あるので、そのあいだにこっそりかけに行って「透明マスカラ☆」とうそぶく予定。
by tohko_h | 2009-08-05 01:00 | shopping

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「はるがいったら」飛鳥井千砂
「サムシングブルー」という
作品が面白かったので、同じ作者の
デビュー作にも手を出してみました。
小説すばる新人賞をこの作品で受賞
してデビューしたそうです。
今回の主人公は、要介護犬の「はる」の
面倒を見ているクセのある姉弟です。
大事件は何ひとつ起こらず、自分の
周囲もこんな感じだよなーという日常が
描かれているのですが、文章とか


感情を表現する言葉の密度が濃くて薄味になりそうなテーマが
とんでもなく読み応えを以って最後まで読者を引っ張っていきます。

デパートで受付嬢の仕事に就き、きれいな洋服を着てスタイルを保つ
ことに真剣な姉・園は、ついつい同僚たちの服装を心の中でチェックして
「この人身長が低いのになんでこんな服着ちゃうかなー」とか意地悪い目で
見てたり、同僚に「スタイルがよくていいね」と言われると「今つまんでる
チョコやめてみろって」と言いたくなっちゃったり、一見感じがよくて清潔感の
ある女性だけど、かなり意地悪です。でも、そういう一面…彼女の場合は
極端だけど、誰にでもあると思うんです。意外なほど尾を引く悪意。

そして、弟の行(ゆき)は、なかなか成績も悪くない高校3年生です。
複雑な家庭の事情(ふたりの両親は離婚して、父は連れ子のいる女性と
再婚してます)を自分なりにのみこんで、人あたりよくさわやかに
暮らしています。本当は人のよすぎる義母もヤンキーテイストの濃い
義兄も得意とは言いがたいのだけど…でも悪い人じゃないし。

この姉弟、実はちょっとだけうちの姉妹に似てると思いました。
(残念ながら私は園と違いダイエットをしなければいけない身だし
おしゃれでもないしモテもしないけど)
いつかふたりで結構酔っ払いながらぶっちゃけトークになったときに
妹が言いました。
「たぶんさー、私は基本的に性善説っていうか、そう悪い人はいないって
いうのがどこかにあるから、ちょっとのことでおねーちゃんみたいにイラっと
したりすぐに友達嫌いになったりしないんだよ。そっちはもう、人は自分を
攻撃してきて悪いものだってのが基本で、だからたまにいい人と会うと
それはそれで嬉しいんだろうけど、ちょっと極端だよね」
確かに同意です。
テレビの話でも本の話でもその他もろもろでも、妹の話は「悪くないと思ったもの、
好きなもの(人)」についてに多くの時間を割かれます。
それに対して私は、このブログでもお分かりのとおり「あれは嫌い」「これは
かなり苦手!」と、自分の嫌なものについて饒舌なところがあります。
おそらくそれは、次女で親の愛情を確かめる機会に私より恵まれていた妹の
ほうが、それを応用して世間的な愛とか好意とかをキャッチするアンテナが
さえてるってことなんだろうなーと、悔しくも無いけど、自分はどこか
ねじれてることを認めつつ思ったりも、します。

小説に出てくる園も、周囲の女の子たちを自分が好きじゃない、と思ってると
同時に「私はもっと嫌い」って思ってるような感じの人です。それに対して
弟のほうは、苦手なはずの人間のそう苦手じゃないところにきちんと気づく。

そんな姉弟が、余命わずかな愛犬を挟んで送る日々の物語は、地味だけど
なんかいろいろ考えさせられました。

しかし、派手な場面も美辞麗句も人目を引く設定も何もないんだけど、
これだけ印象深い小説って、すごい。作者の腕前はホンモノって気がします。
by tohko_h | 2009-08-05 00:15 | reading