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2009年 08月 06日 ( 1 )

「マリちゃん」 三田完

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「マリちゃん」 三田完
70年代、あるオーディションに
やってきた地味目な少女。
しかし彼女の憂いを帯びた雰囲気と
美しい声は時代に受け入れられ
スターの道をかけのぼっていく。
アイドルにしては優等生タイプの
彼女の清楚な笑顔はホンモノなのか、
それとも何かのフェイクなのか・・・
著者プロフィールを見ると、もと
NHKの歌番組担当者だったという
ことで、芸能モノとしてのリアリティを
期待して手にとってみました。


ちょっと前に綿谷りさ初の長編「夢を与える」が、美少女アイドルのサクセス&転落を
テーマに上梓されましたが、あちらのほうは、文壇のアイドル扱いされた綿谷さんと
ヒロインが微妙に重なってたりと、若い女性だった彼女だからこそ描けた旬モノって
感じですが、こちらは70年代、今よりもっと歌謡曲が元気いっぱいだった
時代が舞台です。
ヒロインの名前が「マリちゃん」ってことで、某天地真理がモデル?と首を傾げつつ
読みましたが、だんだん物語に引き込まれていきました。

また、読んでるタイミングがタイミングなので、アイドルが芸能界をわたっていくのって
難しいのかな、と、のりピーのことまでいろいろ考えちゃいました。偶然に
決まってるけどタイムリーな本ですな。
by tohko_h | 2009-08-06 23:23 | reading