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2009年 08月 25日 ( 1 )

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「英文科AトゥZ」武谷牧子
イギリス帰りの麻美は講師として
大学の教壇に立つことになった。
しかし大学という業界もなかなか
大変なところで、好色な教授、
ポエムオタクの男、うっとうしい
フェミニズムを叫ぶおかっぱ女子
など、疲れる人たちに囲まれて
やっていけるかたちまち自信が
なくなりそうになる。しかし、
そんな彼女をやさしく見守る
文芸評論家・蓬田の存在が心の
支えとなり・・・


先日読んだ「ガールフレンズ」がよかったので作者のデビュー作を
入手して読んでみました。
大学の英文科の人間関係が動物園のように賑やかに勢いよく
描かれている若さいっぱいの小説。ミュージカル見てるみたいな感じ。
英文学科の先生の中に英文学派と語学派の派閥があって
カリキュラムを決めるときにモメるとかいかにもありそうだなーとか
そのどたばたぶりを面白く読んだ。
それにしても、中年の美しくない女性の残酷な描き方が女性作家とは
思えないくらいでちょっとびっくり。

もちろん女性を辛らつに描ける女性作家はたくさんいると思うんだけど
そういうのって大体「あの人変ねえ、うふふ」みたいに口調は柔らかいんだけど
内容はすごいことを言ってたり、っていう風なのが多い気がする。
しかし彼女は、バカ、デブ、ブス、とか平気で書いてるんだよねー。男性キャラの
視点で描いてる部分ではあったけど、こういうのって珍しいなって思いました。
by tohko_h | 2009-08-25 19:40 | reading