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2010年 07月 12日 ( 1 )

昨日は、東京国際ブックフェアで、浅田次郎先生の講演を聴いて
編集者としても一ファンとしてもよかったな、と思い、心の師匠だ!
なんて浮かれてたんだけど・・・
今朝起きたら、ニュースで、つかこうへいが(病気が重篤なのは
知ってたけど)亡くなったことを知った。

といっても、私はいわゆる演劇ヲタクではないので、舞台で
見たことがあるのは、演劇好きだったモテさんに連れられて
「映画とかよりめんどくさいなあ」と嫌々見に行った(ら、
大感動した(笑)「熱海殺人事件 モンテカルロイリュージョン」と
広末が好きなので見に行った「つかこうへいダブルス」(どっちも
広末涼子がヒロインで「幕末純情伝」と「飛龍伝」を連続上演
していた)と、先日見てきた、黒木メイサ主演の「飛龍伝」くらいの
もので、あとは、なんといっても映画「蒲田行進曲」である。
あの風間杜夫のきらめきは、見るたびにひたすら圧倒されるし
バカで可愛くてたまんないなあと思う。

先日見てきた黒木メイサ主演バージョンの「飛龍伝」は、
筧さんと春田さんが出てなかったこともあり、彼女の存在感は
凄かったんだけど、作品としての迫力とまとまり、どっちも
物足りない感じがして「やっぱり、演出もつかさん自身がしないと
いわゆる完成形にはならないんだなあ」と思ってた(つかさんが
入院したので演出は途中までで他の人にかわったりしたらしいので)。

なので、これからは、つかさんの戯曲が上演され続けるとしても、
演出はほかの人がつけていくわけで・・・とか考えると、やはり
作品は残るし演じられ続けていくと思うけど、喪失感はやはり
とてつもなく大きい。

つかさんの凄いところは、とにかく、日本語を操って、凄く美しいものと
みにくいものを完全なかたちで表現しきるというか。言葉ってこんなに
力強いんだってことを毎回思い知らせてくれるあの力強さ。
それも威張った感じの言葉じゃなくて、誰にでも理解できる自然な言葉。
せめて、いわゆるつかさんの演出を受けたことのある役者さんたちが
演劇界で活躍を続けることを願わずにはいられません。
by tohko_h | 2010-07-12 11:12 | NEWS