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2011年 03月 04日 ( 2 )

小野田官房長を送る会

知的で愛らしい聖お嬢さんことよし子嬢と私…一見共通点が無さげな
ふたりですが、実は、岸辺一徳氏への愛においてはお互い負けず劣らず熱い!!

数年前「不毛地帯」で、小雪や多部未華子などの女性パートの
退屈さをこらえ、ともに、一徳演じる里井副社長(社長(原田芳雄)の寵愛を
主人公に取られて嫉妬するカタキ役)を応援して見守り続けたのもよい思い出。

そして、一徳氏のここ数年の代表作と言えば、やはり「相棒」でしょう。

水谷豊演じる杉下刑事のもと上司で、警察庁の偉い人で、仕事は悪だくみと
黒幕役(でも自分なりの正義を通すし駆け引き上手でカッコいい!)、という
小野田官房長官というのが一徳の役。相棒に欠かせない重要なキャラをずっと
ずっと演じてきました。しかし、今シーズンの最終回(もう、来週ですよ…うう)
「亡霊」という話で卒業することになりました。主人公の「相棒」だった亀山刑事
(寺脇さん)の卒業と同じくらい、これは、相棒ワールドを決定的に今までとは
違ったものにしてしまう製作者側の大胆なチャレンジともいえます。

というわけで、相棒と一徳を愛する私たちは、彼の活躍を振り返りつつしんみり
飲み会などすることにしました。

しんみりと大人っぽく、をテーマで、仕事の飲み会で時々行くくらいの神楽坂
(プライベートだとやっぱり池袋、銀座、新宿とか、デパートがあるような街が
多いんですが、ふだん。ちなみに昨日は池袋でハイボール5杯…の割に
体重300グラム増で済んでてよかったよかった)をチョイス!

今回のお店は、お蕎麦屋さん、神楽坂 山せみです。
坂に面しているいい雰囲気のお店です。お店はとても清潔感があり、
和風だけどどことなくファッショナブルで、新しいお店って感じ(調べたら
2009年オープンだそうです)蕎麦屋飲み、というシックな大人感に
心がおどり、お酒も進みます。ちなみにクーポンを購入していたので、コースで
半額(お料理ふたりで3000円!)というすばらしさでした。写真は無いけど
酒器とかもいちいち可愛くて、おかわりが楽しくてたまらない感じです。

湯葉の小鉢。これも大人になってから好きになったもののひとつ。
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鴨サラダ。鴨肉の柔らかさと甘さ、そして歯ごたえを堪能。
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蕎麦屋飲みに欠かせない、おだしのふんわりたまご焼き。
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ぶりかまのロースト。ひとりひとつという親切モードです。
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この小鍋は、たしか鴨ネギセット…
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更に天ぷらともちろんおそばでシメ!というコースです。
店長おまかせコース、ふたりで通常価格5600円…でも、リーズナブルな
感じがします。今度はアラカルトとあたたかい蕎麦とかもいいなあ。

とかいいつつ、もちろんよし子さんとも一徳の思い出とも別れがたく、もうちょっと
飲みに行こうということになりました。

神楽坂には素敵なお店がいっぱい。坂のはしからはしまで攻めてみたいほど
(その財力と時間と太らない肉体さえあれば!)。ですが、銀座に向かう我々。

銀座には「相棒」ファンにとっての新しい聖地があるので、行ってみることに
したのです。

それは、このお店!
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ミッチー演じる神戸警部補と大河内監察官が時々ワインを飲みながら
密談をしているわけありなバーです。なぜか割引券があったので(!)
今まで、ドラマのロケ地巡りなんてしたことがなかったのに(ミーハーなのは
認めてますが、さほどアクティブな方ではないし)、お店に行き「ミッチーと
大河内さんのお店ってことで来ました」というと「ああ、すみません。あの
おふたりの席は今日はお客さんが埋まってて」と言われ、隣の席に案内
していただきました。この水槽に記憶が! 相棒視聴者にとってはグッとくる
薄暗いバー(広くて奇麗で大人っぽくてビルの地下にあってわけあり感満載!)で
カクテルなど飲んでみる我々。
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さらに健康に気を使いたいお年頃なのでバーニャカウダで野菜補給!
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まだまだ寒い銀座の街を歩き、地下鉄で帰宅してまいりました。

お嬢さんはあいかわらず可愛らしくまじめでふざけてるところもちゃんと
あって(笑)とても楽しかったです。
とりあえず来週の「相棒」最終回まで見届けてしばらくするまで
会えないんだけど(たぶんお互い忙しいから)、お互い、一徳を見守りつつ、
来年の「相棒」まで半年間元気でいたいものですね(以上私信!)。

◎山せみ(神楽坂)◎
新宿区神楽坂5-31
電話03-3268-7717



◎バー 水響亭(銀座)◎
中央区銀座7-5-4 毛利ビルB2
電話0120-338-368


by tohko_h | 2011-03-04 12:54 | eating&drinking

「麒麟の翼」東野圭吾

「麒麟の翼」東野圭吾
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阿部寛主演のドラマ「新参者」で一気に
全国メジャー級の有名刑事の仲間入りをした
加賀刑事シリーズ最新作が発売。発売日に
買って読みました。日本橋の欄干にもたれる
ようにして死んでいた中年の男性。ナイフで
刺され、財布とかばんを奪われていた…
単なる強盗殺人?それとも?という導入部
から、被害者家族、容疑者、そして警察内部
と、次々に切り替わる場面、小出しにされる
ヒント…そして驚愕のラスト…

文字通り息つく間もないノンストップエンタテイメント!

今回も「東野圭吾にハズレなし」(このごろ特に)という私の勝手な
信仰に近い愛読っぷりを裏切ることない…いえ、それ以上の傑作でした。
殺人事件が冒頭に起きて、加賀や松宮(加賀の親戚で捜査一課の刑事)の
捜査がきめ細かく続き、被害者や加害者や関係者の心情がちょこちょこと
挿入される、ひっじょーにシンプルで当たり前の描き方をしてるのに
これだけ面白いのが本当に凄い。変に凝った仕掛けとかないんですよ。
懲りすぎて物語がトリックや仕掛けに負けてるなんてことなく、ちゃんと
ストーリーのうねりがあるんですよね、最初から最後まで。
捜査も地道系(しらみつぶしで靴底すり減らす系の、所轄の中堅らしい
感じです。そこから糸口を見つけてすいっと次のポイントへ進む…)だし
動機や何からいろいろオーソドックスなところがまたいいんです!

途中、ある人物を加賀がさりげなく励ますシーンのセリフがよくて、
ちょっと、じわっときました。疲れてるのかな私。

その人が、軽口を叩いて(つらいけど強がってる風に、現実は厳しいのに
楽観的でいようとしている)「世の中を甘く見るなって感じですかね?」
みたいに自虐的に言ったのに対して、加賀がこう返します。

もし世の中を甘く見ているのなら、安心だ。どこにも光がないと
悲観しているほうが、余程心配です。

(ちょっとうろ覚えだけど)

こういう、過不足ない優しさが、加賀刑事の魅力です。

これが「相棒」の亀山刑事(熱血で優しくて情の厚いヒーロータイプ)
だったら「世の中は厳しいけど、でもあなたはやっていけます」と
直球で励ましてくれるだろうし(それも嬉しいけど)

同じ東野つながりでもガリレオこと湯川先生(科学的な目線で
物事をみるのが基本の理系男子)だったら「世の中の不幸の割合は
これくらいだから、運がよければ甘い目測どおりにやれることも
あるだろう」と淡々と言いそうだし(励ますつもりでも(笑))

それを「安心だ」とつるりと返す加賀さんの空気が、やるせない要素も
たくさん含んだこの小説を清清しく、清潔な感じにしています。

ひとことでいって、「あーおもしろかった」なのですが、もっと詳しい
あとがきや作品の魅力を知りたい方は、プロ書評家の杉江松恋さんの
レビューが素晴らしかったので(あらすじの紹介もかなり詳しいですし)
どうぞ⇒CLICK!!

定価1680円⇒実感価格2100円(125%の満足感!)

ちなみに、3月3日の「麒麟の翼」(講談社)に次いで、今年は、3の倍数でアホに…
ではなく(古)、東野さんの新刊ラッシュだそうです。

6月6日『真夏の方程式』(ガリレオシリーズ新刊)
9月9月『マスカレード・ホテル』(新キャラによる新シリーズ)

しかし、ドラマで阿部ちゃんが完璧に加賀刑事を自分のものにして演じきって
いたから、小説中で「加賀は目を見開いて…」みたいな描写があるたびに
ザ・阿部寛って感じの目力満載のアップが脳裏に浮かんできてしまったのには
びっくり。もしかして東野先生自体も、阿部ちゃんの加賀を気に入って
そのイメージを頭の片隅にちょっと置きつつ執筆されたのかも、と思ったりも。
そういうわけで、ドラマ「新参者」「赤い指」が気に入った人はこれを読んで
映像化だったらこの役は誰かしら?とか考えてみるのもまた楽しいかも。
by tohko_h | 2011-03-04 03:08 | reading