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a0079948_0454058.jpg「ひそやかな花園」
 角田光代
きらめくような夏のキャンプの記憶を
少しずつ振り返る7人の男女。それぞれ
親に連れられ、はしゃいだ特別な時間。
しかし、ある夏を最後に、キャンプは
2度と行われることはなくなり、皆は
会うことなく、別々の場所で、それぞれ
異なるタイプの大人になっていた。しかし
時々あのキャンプを思い出すと同時に
親戚でもなく、親同士が友達という感じ
でもなかったあのキャンプは、どんな
縁で集まった人間たちによるものだったのか気になり始めていた。

という、前半の、気持ち悪くてミステリアスな雰囲気の展開はドキドキして
読み進められたのですが、割と早い段階で、キャンプに集まっていた家族の
共通点が何だったから明かされ、その秘密にそれぞれの「子どもたち」が
順応していけるか、みたいな話になっていってからは読むペースが落ちて
しまい、最後は「あー終わった」という感じ。

「八日目の蝉」とは別の角度で親子の問題に真正面から取り組んで
真摯に描かれた物語だとは思うんだけど、最後までピリッとしないままで
終わっちゃった印象。それが作者の意図するところだったような気もするけれど。
確かに、何が正解かっていう問題でもないしなー。と、ねたばれを避けて
書くとなんだか私の紹介文もピリッとしない・・・(汗)。

定価1575円→実感価格750円(≒48%)
面白い小説ではありましたが、個人的には文庫待ちでもよかったかも、と
少し思いましたです。
by tohko_h | 2010-07-24 23:58 | reading

友達に教えてもらって行ってみた池袋東武側(改札でいうと北口が一番近い)に
できた焼き小龍包のお店。小さなカウンター席もありますが、私はテイクアウト
してみました。4つ入りと6つ入りが選べます。この日はひとりだったので
4つ入りをセレクト。これで380円。
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ひっくり返してみるとカリカリに焼けてます・・・これは美味しそう!
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中はこんな感じで肉汁たっぷり。たっぷりすぎるので普通にかじると
汁鉄砲状態で服やお部屋が汚れます。皮を少し前歯で噛み切って
隙間からおそるおそる…的な食べ方が望ましいかと。小龍包というと
淡白なイメージがありますが、これは、スープにもグザイにもしっかりと
味がついてて、その濃さと香ばしさが新鮮でした。また食べたくなってきたけど
最近雑誌やテレビによく出てるのでこれから混みそう・・・
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03-6914-1566
東京都豊島区西池袋1-29-2 サンシティビル 1F
 池袋北口、徒歩1分。
11:30~22:00 無休
by tohko_h | 2010-07-23 23:01 | eating&drinking

日本テレビのテリー伊藤はウザいし、TBSのヤッくんと岡江さんも
ちょっと暑苦しいし、テレビ朝日のスパモ二は話題が偏ってるし…
消去法で、もしかしたら一番ウザいかもしれない小倉さんのフジテレビを
朝つけてることが多い我が家。まあ、中野アナがかわいいので耐えられる。
(ちなみに8時までは日本テレビで西尾由佳里のクールさで落ち着いて
朝の支度をしております)。

そんなウザい小倉さんの番組とくダネ!
だいたいこの手のワイドショーって、トップのニュースがいくつか終わると
グルメとか生活情報とか、はやってないのに「今これがブーム!」みたいな
インチキくさい特集が始まるんですが。

ある日は「今年はトマトが例年以上に売れてて、ブームらしい」という
特集をオンエアしてました。
そこで、いろいろなトマト料理を紹介してたんですが・・・

スープね、なるほど。
おでん…まあ、冷やしコンソメ風みたいだし、ありね。
なんて見てたんだけど、CM明けに「う、うそーん!」というわが目を疑うレシピを
紹介してました。

でも、妙に美味しそうだし、スタジオで小倉さんも「こりゃうまいわ」と言ってます。
割と普段から口というか、他のコメンテーターなどが美味しい、とか、素敵、と
言っても「そうかぁ?」と、あたかも「オレは簡単に認めないもんね」風に
見せたがりの小倉さんが、素直に美味しいって言ってるってことは、
見かけ(は、さほど美味しそうじゃない)より凄く旨いんじゃなかろうか。

というわけで、その日早速、材料を買い揃えて作ってみることに。

材料
トマト
バジル(私はシソで代用)
タマネギ
牛肉
にんにく
調味料あれこれ

まずは、オリーブオイルでニンニクを炒めて香りを移します。
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タマネギを炒めます。このへんで適当にニンニクは出してもいいかも。
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ザックザクに切ったトマトを、ある程度タマネギに火を通してからon!
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トマトが熱でしわしわになってきたら、その上に牛肉をドバッと。
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だんだん、イタリアーンな雰囲気になってきましたよ。

あれ? あなた和食チームの子よね。どしたの? 迷子?
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ええっ? ちょ…待てよ
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というわけで、いきなり台所はすき焼きの香りに包まれます。
肉もトマトもタマネギもすき焼きのタレでぐつぐつ・・・
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そう、トマトのすき焼き、という、ちょっとヘンな組み合わせの料理をテレビで
紹介していたのでした・・・食べるときはすき焼き同様、生卵をといてつけるそうです
(テレビだと、卵を軽く蒸して普通の生卵より濃い味にしてたようですが)。
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こ、これが・・・美味しい。トマトの酸味と青臭さに対して、すき焼きの甘くてしょうゆ味、
というあのこってり感が真逆の方向からやってきて、お互いを殺しあいそうに見せて
おいて、トマトは「意外と甘みもあるなあ」って感じに仕上がるし、すき焼き特有の
だんだん食べてて口の中の甘さと生卵でべたついてくる感じが(それはそれで
ご飯がすすむから美味しいんだけど)なくなって、さっぱりしたすき焼き(甘さ控えめの)
って感じで、かなりハマりました。正式なすき焼きにしなくても、トマトとお肉の
炒め物にすき焼きのタレ…(市販品で十分いけます)ご飯のおかずにも、
ワインの友にもなります。

トマトってニガテだったんだけど、今年の春先くらいから妙に好きで、ちまちま
プチトマトだのイタリアントマトだのいろいろな種類を食べています。
少し火を通すといきなり美味しくなるのが不思議です。
by tohko_h | 2010-07-23 08:04 | cooking

浅田次郎さんの講演会&初めてのブックフェアを満喫してから
バスで向かったのは、東京駅。都バスって便利ですよね~。

向かったのは、丸ビル。
もうひとりの友達と合流して、3人でお茶、の予定だったのが
私がつい「丸ビルのKATANA(私がハマってるお好み焼きのお店)は
どう?」と提案させていただいちゃいました。

で、ちゃっかり、丸ビルのセールでブラウスまで捕獲(セール
初日に渋谷で買ったブラウスがすばらしかったので、色違いも
欲しいな~とのぞいたらあったので(笑))しちゃったりしつつ。

17時半より、ちょっと早いディナータイムとなりました・・・

いつもは妹と行くけど、この日は友達が一緒だったので
オーダーできる種類が増えたのも嬉しい限り。

こちらはポテトサラダ。とてもクリーミー。私は田舎っぽい
ザ・芋って感じのお芋ゴロンゴロン系のポテサラが贔屓だけど、
これはこれでお酒にあうし美味しかったです。
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小松菜とれんこんとひじきのナムル。こまつなってやっぱり好きだわ。
レンコンをナムルにするっていうのもいいなあって思いました。
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岡山県吉田牧場のカチョカバロを焼いたもの。モチモチした食感と
程よい塩気が絶品。とても人気のあるチーズで有名らしいけど
初めて食べられて嬉しかった! これだけでワイン1本あけろと
言われたらあけられる自信が(次の日のことを考えなければ・・・)
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イカげそも香ばしく鉄板で炒め焼き。げそとバターの香ばしさに
醤油…日本人でよかったと思うこの味!
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そして、これ、ハモなんです。鴨ネギならぬハモネギ。
焼いてあって梅味の何か(ソース的な)をつけて食べた記憶が。
鰻が苦手なはずの友人もなぜか美味しそうに食べていました。鰻や
アナゴよりさらに洗練されてる色気のある甘さの脂なんですよね。
そして、私のたのんだハイボール・・・1杯目ビール、おかわりは
ハイボール、というのが最近、私は多いなあ。
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そして、粉もの&やきそばで締め。

太めのソース焼きそばは、食べ応えがあります。しこしこ感があって
うどんとか歯ごたえ系の麺が好きな私も好きな感じ。
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最後は定番のブタ玉です。友人のひとりは関西出身の人なんだけど、
おいしいって言ってくれてなんとなく安心。ちゃんとカリ&フワッ、が
成立してました。
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というわけで、3時間近くおしゃべりして解散とあいなりました。

KATANA 丸ビル店
東京都千代田区丸の内2-4-1 丸の内ビル6F
03-3217-3610
by tohko_h | 2010-07-22 07:58 | eating&drinking

浅田次郎講演会(本編)

朝からいろいろありましたが、無事に良席を確保し(てくれた、友人に感謝)、
浅田さんの講演会を拝聴できることになった友人と私。

定刻ちょうどに、司会者の男性が現れ、浅田氏の経歴や最近出した本についてなど
カンタンに前説風にお話してくれます。

しかし、そのとき、私の左側の友人が
「ねー・・・あそこに、浅田さんが」とこっそり耳打ち。私たちはどちらかというと
ステージ向かって左サイドの前方の席を確保していたので…反対側…
舞台右袖のかげでスタンバってる浅田氏が確かに見えました。
キャ、目があっちゃったらどうしよう~!
浅田さんと言うと、最近の著書のプロフィール写真だと和服が多いイメージですが
この日も和服、メガネ、シャイニーで綺麗なつるりとした頭部、と、いわゆる
雑誌やテレビで時々みかける「浅田次郎」のイメージのビジュアルでした。

紹介が終わり、浅田氏ご登場!(という風に聴衆目線だと見えるわけですが
我々からは「袖から中心に歩いてこられた、という風に見えました)
最初に、たくさんの応募にお礼を述べました。2000人ちょいの会場のキャパに
対して、4200人の応募があったそうで、半分はこの第一会場で、残りの半分は
スクリーンで浅田さんとご対面というわけです。
「みなさん、こんにちわ」とおっしゃったあと、カメラに向かって「第二会場のみなさん
こんにちは、半ナマですが」とかわいく挨拶する浅田次郎氏。カワイイ・・・

そして「今から宣伝をはさみつつちょっとしゃべりますねー」と新刊情報などを
さしはさんでトーク。「終わらざる夏」のあらすじはさすがに作者本人、という
感じで冴え冴えで、それから、ドラマ「蒼穹の昴」の話。BSデジタルで
放映されていたのが先日終わり、今度は10月から地上波で始まるそうです。
BSデジタルが字幕だったのに対し、地上波バージョンは吹き替えになるとか。
ここで「字幕と比べて吹き替えのほうが情報量を多く盛り込めるメリットがある」
という話が出ました。確かに…情報量といえば、ドラマ「蒼穹の昴」は、よくできた
ドラマですが、原作の3分の1くらいのストーリーになってた、ともおっしゃってました。
さ・ら・に。
「蒼穹の昴」「中原の虹」に次ぐ中国の物語の第3弾が
「あと50枚でできます。なので秋口には出せるかと思います」とのこと。
今年は新刊が多くて浅田ファンとしては嬉しい限りです。

そんなCMタイムが終わり「今日の講演のタイトルが「読むこと、書くこと、生きること」
なので」ということで、読書についての話。簡単にまとめると、日本人の識字率は
江戸時代の寺子屋文化によって培われ(男女七歳にして…という教えに基づき
別の部屋で学んではいたけど女の子も教育を受けていた)たころから凄かった。
戦後教育の賜物って思ってる人はいるけど、それは誤解なんです」という話が
とても印象的でした。で、そんな日本人の我々だけど、ネットだテレビだ色々
有る時代で、読書に手が回ってない人が多い。これは、人間がバカになることに
つながるので、忙しくても「本を読む時間」を作る努力が必要だ、と浅田先生、
おっしゃってました。

これが、ドキューンと来ました。私は、今はそうでもないんだけど、出版社に
入った当時は、仕事で何かを読まなくちゃいけない、という義務感を持つことが
とても辛くて、その反動で、会社を出たら本なんてちっとも読みたくない、と
思う時期があったんです。また、マンガの編集をしてたときはマンガ、
雑誌の編集をしてた時は雑誌を避けてみたり、仕事で本とかかわったことに
よって、純粋に本が好きっていう感じじゃなくなってしまって。
でもでも今は、会社とか仕事関係の人たちに、本を好きな人が多いおかげで
色々な話が弾むのも嬉しいし、そのへんはよかった、と思えるようになりました。
で、自分自身のための読書の時間は大切にしよう、と次郎先生のおっしゃる
通りに思いました。

あとは、浅田さんが小説を書くときの「みっつの憲法」っていうのが素敵でした。
①面白く書く
②美しく書く
③わかりやすく書く

ああ、そりゃ、私が浅田さんの小説を愛さずにいられないわけですわ、と納得。
面白いことをカッコつけすぎてつまんなくしちゃったり、何かをわざと露悪的に
醜く書いたり、難しい言葉や例えや表現を敢えて取るという…そういうやりかたも
あると思うんだけど、浅田さんの王道のすっぱりした姿勢が私は好きです。
自分自身、面白くて美しくて分かりやすい本を作る人でいたい、と編集者と
しての姿勢も改まる素敵な「憲法」でした。

他にもいろいろ良いお話があったと思うんだけど、思い出しきれず…
ただ、自分の中の何かの糧にすごくなった1時間半(それがすごく面白くて
あっという間でした)だったので、BEFORE次郎 AFTER次郎、で、なんか
いろいろリセットされたりもやもやがすっきりしたような、素敵な時間でした。

そんな浅田さんの過去の講演が活字になっている文庫本「ひとは情熱が
なければ生きていけない」(エッセイ+講演で1冊)を早速後日買いました。

元気とか勇気とか前向きさとか、そういう直球だとダサく暑苦しくなる
ところを、都会育ちのスッキリ感でうまくならしつつ、古くからの日本人が
持っていた謙虚さや我慢強さを愛する作家・浅田次郎。
エッセイも小説も、まだ7割弱しか実は読んでなかったりするので、しばらく
また読みこんでみようかな、と思います。

講演会どころかブックフェアのことすら知らなかった(すっとこどっこいな)
私に、このような楽しい日曜日を教えてくれた友達にも心底感謝。
お留守番をしてくれた友達のご家族にも感謝です。

講演のあと「凄かったねー」「いい話がいっぱいあったねー」と言いあいながら
再びブックフェアの会場へ。雑誌、児童書、単行本、実用書など、
色々な本が定価より少し安く(取次が入らない分安く売れるのはもっともだけど)
買えるコーナーがあったり、大手出版社はやはりディスプレイが派手だなーとか
見てきたり、会場そぞろ歩きも堪能いたしました!
この日あるいた量は、13000歩近い歩数をマークしてました!(携帯に
ついている歩数カウンターによると)

その後のディナーの話はまた別記事で(これ、凄く長くなっちゃったから)!
by tohko_h | 2010-07-21 12:07 | moving

出版業界の片隅でエサをもらって細々と生きる、まるで
野良編集みたいなワタクシですが…実は!
東京国際ブックフェアに行ったことがありませんでした・・・
東京のちょっと海寄りにある(お台場も割と近い)ビッグサイトという
大きな展示場では、マンガ専門の大きなイベントが夏冬にあり、そちらには
仕事がら2年に1度くらいは顔出てたんですが、「ブックフェア」は初めて。
日本中の色々な出版社&海外の出版社が、こんな本出してますよ、とか
印刷所が、こんな技術ありますよ、とか、それぞれの商品を持ち込んで
各ブースで宣伝したり商談したり、というイベントです。

7月7日から10日までの4日間開催され、一般公開は後ろの土日、という
日程で今年は行われました。で、今年最大のイベントとして、人気作家の
浅田次郎氏の講演会が行われることになったのです。
浅田ファンの友達に教えてもらい、せっせと応募して…7月10日のその日を
「JI」「RO」とTシャツとうちわを友達と作りつつ(嘘)待つと、その2日ほど前に
メールが来たのです。

浅田氏講演会、大変人気で応募が多かったため、急きょ、
会場をふたつに分けることにしました。
第一会場は、浅田氏をお迎えした講堂で、
第二会場は、ライブカメラ経由でスクリーンで。
まあ、こんな内容でした。

つまり、ライブかパブリックビューイングか、みたいな差がつくらしい。
しかもどうやら早い者勝ちらしい…

で、私と友達は「こーなったら、意地でもライブで次郎さんに会うだ!」と
朝早くから会場入りすることにしたんであります。
12:30からの講演会に、8時半現地集合…こうして、
会いたかった!会いたかった!会いたかった!
AKBならぬASD氏に会うための長い1日は幕を
開けたのでした…

7月11日朝。
日本でドキドキしていたのは浅田氏ファンと、参議院選挙関係者皆さま
だったと思います。我々も、きちんと、投票を地元で済ませてから、
ビッグサイトで無事に朝落ち合うことができました。お天気も良くて
女子ふたりなんだから、このままお台場に行ってセール、なんてのも
楽しいはずですが、私たちってば、もう、頭の中は浅田次郎で一杯。
友だちが「この駅で電車を降りた人がみんな浅田さん狙いだと思うと
いてもたってもいられなかったよ!」と言えば、私は私で、「もしかして
業界関係者がコネチケットを抑えまくってて、一般枠は全部第2会場
だったらどうしよう!」と暗くなり、もう、「終わらざる夏」ならぬ、「止まらざる
妄想」です。

しかし、その、会場らしき広間の前のベンチふうソファに座っているのは
私たちだけ。まるで開店前のお店みたいにどこもかしこもしずかです。
「意外と、ぎりぎりで来て勝負って人が多いのかしらん」なんて話し合いつつ
割と大人しく待ってる私たち。待ってる場所も屋内なので涼しいし、
建物は清潔できれいだし、まったりお茶したり、私は持参したおにぎりを
かじって朝食までとってみたり(笑)。

で、30分経過。
もうひとり、遠方からほぼ始発でいらしたらしき男性登場。「あなたたちも浅田さん
目当てですか?」と話しかけられました。キャ。お目当てなんて恥ずかしい(笑)。
ていうか、普段は知らない人に話しかけられるとご機嫌が破壊される私ですが
今日は実は、この友人とも久しぶりで(互いに理由は違えど多忙の身で
なかなか会えなかったの)、すでに「会いたかった!会いたかった!会いたかった!
YEAH!」なテンションだったし、浅田ファンには悪い人はいない(ちなみに
府知事も好きらしいし!)と思ったし(笑)、「ええ、第一会場で聴きたいので
頑張ってきました」なんて愛想よく答えました。
彼にとって、比較的若めの女性が浅田次郎のファンというのは不思議なこと
みたいで、矢継ぎ早にどの作品が好きかだとか、ギャンブルとかやくざが
沢山出てくる話も多いけどそういうのは読むのか(「プリズンホテル」とか
エッセイも大好きです、と答えたら結構驚かれた)、などと色々聞かれました。

とかやってるうちに10時。
ブックフェア自体はスタートの時刻を迎えました。誰もいなかったロビーでも
30~40人の人たちが「次郎待ち」を始めています。どうやらスタッフらしき
ブレザーを着た男女が出いりしはじめ、マイクだのカメラらしきものなどが
次々と運び込まれてきます。もうすぐここに浅田氏も…と興奮する私たち。

しかし、そこから30分くらい経ったときに、会場係りっぽい人が友人に
近づいてきて「あのう…もしかして、浅田次郎さんの講演会の…」と
なぜか言いにくそうに話しかけてきたのです。

友人「はい、そうですけど」
係りの人「それなら、1Fでもう並んでます」
その場の人たち「ええっ!」
慌ててエスカレーターやエレベーターで、その「正式な待つ場所」に移動する
一同。

はたしてそこには、ずらりと並んだ大勢の人たち。すでに200人以上整列してる
ではありませんか。

「朝早く出てきてこれって、どーゆーこと?」とか、もう、あまりにも想像の斜め上を
いく悲劇っぷりに、笑いながらも250人目くらいのところに並ぶ友人と私。
ここで「あーあ、もうやだやだ」とかグチグチした雰囲気にならないのが
この友達の良いところ。内心は相当ショックだったんですが、彼女も私も。
今思えば、あの「会場ふたつにするねメール」に、待機場所の変更なんかも
書いてあったにちがいありません。なのに、「ライブ会場に入れなかったら
どうしよう」と気がせいてしまったのね。きっと。(でも、もっと早く会場の人も
気付いて聞いてくれてもよかったのに・・・ちょっと切ない)
そして受付開始。

整理券が配られます。どうやらライブ会場には入れるみたい。
で、中に入ると、体育館ふたつみっつくらいの広い部屋に椅子がずらり、と
並んでました。コンサート会場みたいに段差は、なし。
友人も私も、身長は高くないほうなので、あんまり後ろだと…と思いつつ。
で、私より30秒ほど早く中に入れた友人(隣同士で受け付けしたら、彼女の
受付のほうがスムーズだったため)が、「取れたよ!」と手をふっているでは
ありませんか。それは、かなり前のほうの席でした。ジャニーズの公演だったら
ダフ屋さんが10万円台で売りたくなるような良席(笑)。で、友人にとってもらった
席に荷物を置き、公演開始までの時間、昼食と軽く会場めぐりをすることにしました。

というわけで、ビッグサイトで食べたランチ。意外と美味しかったエビカレー。
クリーミーで家庭的な味でした。
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その後、大手出版社の出展ブースを中心に軽く流してたら、もう講演開始の時間。

ついに、初・生浅田氏とのご対面&お話ご拝聴の時間がやってきました。

(つづく)
by tohko_h | 2010-07-20 07:56 | drops of my days

先日、出張に行ったときの写真。出発時に東京駅で買いました。
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ミニっていうからどれくらいかというと…
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印象的には筆箱サイズ。牛肉ちゃんとやわらかかったよ。
これに黒烏龍茶…まじめだったな私。
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そしてこの煮卵…これだけ駅で売って欲しい。
でも、坂東英二さんはこういう味つきはイマイチらしい。
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by tohko_h | 2010-07-19 23:07 | eating&drinking

池袋ルミネにある「石焼きごはん倶楽部」は、いつも行列してる。
ただ、ある日、午前11時ごろの池袋に用事があってうろうろしてたら
すいてたので「ブランチしよー」ってことではいってみることにした。

ビビンバの器で、いろいろなご飯ものが食べられるというコンセプト。
お肉ごろごろ系もあれば、スープかけてみる系もあるようす。
私はナスメインの豚肉とのこってりしたのを。
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美味しいしボリュームもあり、夕がたまでお腹すきませんでした。
これはいいかも。もっと野菜メインのメニューがあると嬉しいかも。

和風、中華風、エスニック風、そしてクリーム系の洋風、と各種あるので
何食べるか決めかねてるときにふらりと入れると嬉しいタイプのお店かも。
といいつつ、今日も混雑は続いてるわけですが。

で、ついつい負けて同じフロアのつばめグリルにふらりと・・・(笑)。


http://www.saint-marc-hd.com/kantong/
石焼きごはん倶楽部
池袋店
池袋LUMINE7F(池袋東武百貨店旭屋書店よりすぐ。直結)
by tohko_h | 2010-07-18 08:09 | eating&drinking

ハモンもいいけど。

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鱧(ハモ)もいいなあ、と思った夏のある夜の和食やさん。
アジサイを飾りに使ってる大胆さもなかなか面白かった。

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そしてシメの鮎ご飯! 美味しいもので季節を知るのが
一番うれしいし、鈍感な私でもぴんとくるのがいいんです。

鮎、家で食べるときは、塩と一緒に粉をはたいて軽くムニエル風に
フライパンで焼いてしまうことが多い。ワインに合うしさくさくで
それもまた美味しいの。
by tohko_h | 2010-07-17 09:33 | eating&drinking

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「小さいおうち」 中島京子
※第143回直木賞受賞作
昭和6年。山形から上京してからずっと、
タキは女中奉公人生を送ってきた。中でも
一番忘れがたかった家といえば、赤い
三角屋根の家で、少女のように美しく
無邪気な奥様と愛らしい坊ちゃま、
そして頼もしい旦那様と過ごしたあの日々…
老女となったタキは、あの家の思い出を
ノートにつけ始める。だけど、あの苦しい1日の
ことは書けるだろうか。


太平洋戦争をはさんで長いこと勤め上げた家のことを書いた
老女の手記として物語はすすんでいく。ところどころ、彼女の
親戚の若い男の子がそれを読んで「戦時中ってこんなにのんき
だったの?」みたいに呆れたりしている。そんな他愛もない話。
だが、その他愛もなさがよい。
東京の、女中を雇う程度に経済的に余裕のある家庭の生活が
生き生きと描かれていて、食べ物とか洋服や着物の描写を小説で
楽しむ、ということを久々に堪能した(昔は「赤毛のアン」も「若草物語」も
そういう生活のディテールが楽しくて繰り返して読んでいたものだ)。
そこに忍び寄る戦争の影、軍靴の音。
節約料理を工夫するタキは、なんだか楽しそうですらある。
しかし、別れのときは近づいて…

個人的に、このキャラクターのこのセリフが、とか、あの場面がよかった、
みたいな強く記憶に残る小説ではなかったんだけど、そういうディテールが
よくて、タキが工夫して焼いたパンやチラシ寿司などのごちそう、
奥様の美しい着物やワンピースなどのファッションの描写が楽しくて
「戦前ってこんな風な人たちが東京で楽しく生活してたんだ」という、
野次馬根性はかなり、満たされる。

後半のせつなくたたみかける急展開は、ちょっとキレイにまとまりすぎて
それまでは実際の老女が話してるみたいなリアリティがあったのに、
いきなり「作り話」っぽくなっちゃって、自分としては残念な気がした。


1660円(税込)→体感価格840円(50%)
文庫化したら読んでみてください。別に受賞したから今読むべしって本では
ないと思うので。極端にいうと、10年後に読んでも差し支えないというか。
古くはならないと思います。定番的に残ってく作品じゃないかな。
by tohko_h | 2010-07-17 09:24 | reading